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【国内版】建設テックのカオスマップを公開します!

note第2弾は建設テックのカオスマップと言うことで、国内で展開されている建設業向けITサービスをまとめてみました!

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カオスマップの作成基準

今回は建設業の方が、ITソリューションを導入する最初のステップとして、どんなサービスがあるのか参考になれば良いと思い作成しています。

そのため、国内開発のサービスに限定したのと、研究開発フェーズなものは除外し、業務で役立ちそうなサービスを中心にまとめています。

昔から提供されている定番サービスから、ベンチャー企業が提供する新しいサービスまで幅広く入れてみました。

なお、BIMやCADは私が専門ということで思い入れもあるためか、まとめてみたら数が多くなってしまったため、別途公開する事にして今回のカオスマップでは対象外としました。

その他、細かいですが掲載しているロゴに関してはサービスのものがない場合は、提供している会社のロゴを使用させて頂いてます。

カテゴリーについて

私の独断と偏見で、世に出てる多くのサービスから74つに絞り、それぞれを11のカテゴリーに分けて整理しました。

無理やり分けた所も若干あるため、知っている方が見ると「カテゴリー違う!」と思うかもしれませんが目を瞑って頂けれると嬉しいなと。

以下、11カテゴリーの簡単な説明となります。

・プロジェクトマネジメント(戸建・リフォーム)
小規模な建築を建てる際の生産性向上を目的としたサービスです。チャットで写真や日報を、関係者同士でリアルタイムに共有することが出来るコラボレーション機能が多いです。メインユーザーは工務店さんになるため、他サービスとは異なり職人さんも使うのが特徴的です。

・プロジェクトマネジメント(建設)
ある程度の規模がある建造物を建てる企業では、取り扱うデータ量も膨大であると共に、サービスにも高機能なものを求める傾向があります。そういった事業者向けに建設プロジェクトの生産性を向上させるためのサービスです。
宣伝ですが私が開発しているサービスもここにあたりますので、興味があれば是非のぞいてみてください(手前味噌ですが写真管理も図面管理も工程管理も検査も、まるっと一つのアプリで全部できちゃうすごいサービスです!)

・コストマネジメント
見積や積算など、建物のお金に関することを扱うサービスです。原価管理なども出来るため、会計ソフトと連携するサービスも多いです。

・マッチング
幅広く一括りにしてしいましたが、建設産業に関連してニーズがある法人や個人をマッチングするサービスです。特に仕事を探している職人と、人手が欲しい工事会社を引き合わせるサービスは昔からポコポコ出てきている印象があります。

・工程管理
いつ誰がどんな作業をするのか、建物を建てるための工程表を作成したり管理するためのサービスです。海外では、汎用的な工程管理ツール(MSプロジェクトなど)が使われてたりもしてますが、日本ではネットワーク工程表という特殊な表現手法があり、独自な進化を遂げたサービスが多いです。

・ドキュメント作成管理
建設業では多くの人が関わることもあり、書類が非常に多いです。そうした膨大な書類を整理したり、作成を効率化するためのサービスです。主に現場においてモバイルで書類作成を行えるサービスや、元請と協力会社間でグリーンファイル(労務安全書類)を簡単にやりとり出来るサービスがあります。

・検査
その名の通り検査を効率化することのできるサービスです。建築には「配筋検査」と「仕上検査」という2大検査(大変さという意味で)が存在しており、それらの業務フローに特化した機能を有していることが多いです。

・工事写真管理
工事現場では正しく施工されたか確認するため、写真が唯一の証拠として使われています。大きい工事では数十万枚と撮影するケースもあり、写真の整理だけでも膨大な作業になります。それらを効率化するサービスですが、目に見えて大変な作業であるため、昔から多くのサービスが存在しています。

・図面管理
建設業にもiPadをはじめとするモバイル端末が普及したことで、現場で図面を持ち運びたいニーズに応えるために生まれたサービスです。単に図面をモバイルで見るだけでなく、高速表示ができたり注釈を入れられたりと、図面を閲覧するからこその特化機能がついたものが多いです。

・チャット
少し悩みましたが工事現場のコミュニケーションでも、チャットが多く使われて来ているため入れてみました。LINEやSMSの方が使われているイメージもありますが、建設業に少し特化した機能が付いたチャットも出てきています。

・ECマーケットプレイス
新しいジャンルですが建材や建機などをインターネットで選べるサービスです。日本では材工共と呼ばれる、建材と労務とセットで提供するのが基本なため、なかなか出てこなかったサービスです。そのため、単純によくある中間マージンを取るビジネスではなく、ひと工夫されているサービスが多い印象です。


以上、今回公開したカオスマップについてでした!

今後もアップデートしていくのはもちろんのこと、海外版やBIM・CAD版も出していけたらいいなと思います。

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