ホテルニューオータニのワーケーションプランでひとり合宿してみた。
友達がインスタのストーリーでよくあげていた「東京で高級ホテルに泊まっちゃいました♡」的な投稿を見て、「なんで東京住まいなのに、もったいないことすんだろ…。」くらいに正直思っていた。
そんなある日、急遽久々に平日有給が取れることになった。今はコロナ禍で旅行はしにくいがなんとか(ストレスを発散させる意味でも)旅行感を出したい…そんなときにあるホテルのあるプランを見つけた。
…そう、ホテルニューオータニである。
その天下のニューオータニのワーケーションプラン内にある36時間ステイコースが実にコスパよくて魅力的だったのだ。
簡単にいうと…、
①チェックインは8:00からできてチェックアウトは20:00までなので普通の一泊2日と比べて長〜く滞在できる点。もちろんwi-fi完備。
②¥10,000相当(¥5,000×2枚)のミールクーポンが着くので、ホテル内の高級ランチなどがお得にいただける点。かつ朝食券もつくので、優雅なホテルの朝食(4000円相当)も食べれる。
③以上も踏まえて、1室1名利用で ¥33,000(休日だと少し高くなる)。連休だと満室なときあるけど、平日だとわりと直前でも「空室あり」表示になってたので利用しやすい。
(※他のプランで60時間コースだったり、もっと良い部屋だったり、1室2名もできたりします)
つまり¥33,000-ご飯代¥14,000(¥5,000×2枚+朝食¥4,000)=¥19,000と考えてみると、普通にニューオータニに一泊2日で泊まるよりも大体安くなって(プランによっては安いのもあると思うが)、かつそれよりも長くいれる。
え、これって(ホテルニューオータニ泊まったという経験が買えるならば)泊まった方が良くない?
と思った次第で、2日後に予約して行くことにした。
…ついた。
永田町からすぐで、なかなか良きアクセス。
はぁ…最高。
なかなか良い部屋である。一人利用なのにダブルベットな点も最高。
テレビもでっかくて。
マスクもなんか高級な感じの入れ物から登場。(語彙力)
某社長がプリントアウトされてない水のペットボトルに、地味に感動した。
お風呂周りのアメニティも充実してて、おうちで洗うよりもツルツルになる予感しかしない。
外もなかなかの眺め。そして奥にはプールが見えた。そうここのホテルにはプールがあるということで、ちゃっかり水着も持ってきていたのだ。
もう泳ぎたくてしょうがない。
¥12,000…たけぇよ。
自分の宿泊プランにはプールが入ってないので、秒で諦めて本来の目的であるワーケーションに励むことにした。
ワーケーションといっても今は有給なので、仕事というよりかは(やりたいと思いつつも忙しくて取りかかれなかった)仕事に役立つ勉強を一気にこなすのが今回の目的である。
まずがインフラを整え(延長コードは持参)、
ちなみにiPadスタンドは漫画学校(コルクラボマンガ専科)の同期にオススメされたこちらを愛用してます。
めっちゃ首のコリがなくなるのでオススメです。(家に2台、会社に1台買ってしまった)
そして…
溜まりに溜まった積読本を消化するために、本を沢山持参してきました。ジャンルは企画術系・コンセプト系・漫画系(背景・手)。
それに加えてADBOX。
これは月額¥1,100円でいろんなクリエイターから企画を学べる通信講座みたいなもので、普段仕事しながら流し見してるんですが、未視聴の講座が溜まってきていたのでここで消化させるつもりでやってきた。
あと、今回は主に本業である広告の勉強もしつつ、漫画力の向上もしたかったのでこの本も持参してきた。
コルクラボマンガ専科で「絵の上達法の1つとして、まず50匹の動物を描けるようにすること」(つまり「絵を暗記する」こと。固有の特徴を覚えるのが絵の上達に繋がる。)と学んだからである。
マンガ専科で学んだことはこちらの記事でまとめているので、お時間あるときにぜひ。
ちなみにだが、上記の通り荷物が多くなってしまい今回でかめのスーツケースで来たら、ホテルマンに「大きな荷物ですね!遠くから来られたんですか?(にこり)」と聞かれ、申し訳なく「…都内です」と答えた。
…ということで、早速スタートである。
*****
1日目 お昼〜夕方
思った以上に集中してやれた。やはり¥33,000払ってると思うとタダで終わらせたくないという自分の中にこびりついている貧乏精神が己をフル稼働させてくれる。
ちなみにこの日に描いた動物の絵はこんな感じである。
普段動物全然描かないので、絵心は一旦置いといて…
正直11匹だけでも、いろんな特徴を踏まえて描かなきゃいけないので結構しんどかった。
他には、ADBOXの講座を2本分、読書もパラ読みで1冊、手の書き方も勉強もでき…となかなか集中できた。気持ちだけでいうとドラゴン桜の東大専科の気持ちでやれた気がする。
あと遅めのお昼ごはんには…
5000円くらいする牛丼をいただいた。
5000円のミールクーポンのおかげで、お得に贅沢にいただいた。尾崎牛の希少部位を使った牛丼だそうだ。これがワーケーションプランの醍醐味である。
さてと、さぁ再び勉強頑張るか…と思ったときに
脇あたりが痛い…。
見てみるとなにやら赤く腫れている箇所があったので、お散歩がてらホテル近くの皮膚科に行くことにした。
まぁ虫刺されっしょ〜くらいの気持ちで行ったら
帯状疱疹という立派なやつだった。
簡単にいうと、加齢やストレスなどで免疫力が低下すると(眠っていた)ウイルスが暴れだして痛むみたいなやつで、50代から発症率が高くなるやつらしい。
若い人でも疲れで免疫が落ちたときになったりするやつらしく、あまり感じたことないピリッとした痛みがくるので、もし心当たりがある人は皮膚科に相談すると良いなと思いました。
ふう…早めに行ってよかった…。
(お医者さんめっちゃ良い人で色々聞けたのも安心)
そしてここのベテラン看護師さんに処置してもらったときに言われたのが…
「ニューオータニに泊まってるなら、
SATSUKIのケーキを食べるべきよ…」と。
秒で行きました。
そんなこんなで痛みの原因もスッキリし、ケーキで元気モリモリになったのでひとり合宿再開です。
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1日目 夜
夜もそれなりに作業できたので、一旦お散歩することに。ミーハーなのであそこまで行ってきました。
国立競技場…!
まだ五輪始まる前だったのですが、国立競技場完成してから見てなかったので、このタイミングで初見だったのは良かったなぁと。
そして夜ご飯は…
ルームサービスの
ニューオータニ伝統のカレーライス。
とりあえず伝統という言葉に弱くて即決。「セバスチャン」と呼びたくなるような素敵ホテルマンさんが丁寧に持ってきてくれて気持ちも高まりました。(蓋つきも高まる)
そして夜は見たいと思ってたアマプラ作品を消化することに。
どちらも全部見切ってないけど、めっちゃ良い。
どちらも演出良いし、オッドタクシーはセリフが面白くてクスって笑える。
この2つをお風呂場で見たりして、リッチな1日目を終わるのでした。
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2日目 朝〜昼
はぁ、朝から幸せ…。
ホテル朝食の(個人的に)定番のオムレツ。いろいろ細かくカスタマイズできて、自分はクロワッサン・キャロットジュース・ウインナーなどに。
ちなみに和食も選べるんですが、定番どころをおさえたかったのでこちらに。次来た時は和食だ。
お昼は上層階にある高級中華料理屋さんの¥5,000円ほどのコースをミールクーポンで。
はぁ、昼も幸せ…。
そんな感じで充電できて、ひとり合宿にスパートをかけていきます。
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2日目 昼〜夜
このひとり合宿の裏テーマとして「普段やってこなかったことをやる」を掲げていたので、色々取り組むことにした。
PASMOのオートチャージ申請・つみたてNISA・ふるさと納税・健康アプリの導入(万歩計・食事記録)・低温調理器をAmazonで買う…と生活のインフラを整える作業をこなした後に…、
マッチングアプリの『Tinder』 に登録してみた。
「恋愛を積極的にしたい…!」というわけでなく、まわりの30代の友人がマッチングアプリを結構やってて、左右にスワイプしながら選り好みしていく作業を味わってみたいと思ったからだ。
登録の過程で、ポーズを取りながら自撮りし本人認証させなきゃだったので、ホテルの素敵空間で自撮りしてる自分をやや恥ずかしく思いながらも完了。
いざやってみると「思った以上に顔を隠してる女性が多くて判断できねぇ…」だったが、やっていくうちに自分にもLIKEしてくれる人も現れ「おぉすげぇ…」となり始めた。しかし…
プロフィールに身長(157cm)書いてないから、
なんか騙してる気持ちに…。
第一印象を詐欺してる気持ちになり、申し訳なくなってスワイプができなくなってきた。嘘なんて人生で何度もついてきたのに…。
こんな感じでホテルニューオータニ生活は『Tinder』で幕を下ろした。
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- 総括 -
思った以上に作業できた…というのが正直な感想。本もトータルでパラパラ読みで5-6冊は読めた。いつもなら読み始めるまで重い腰が重すぎてなかなか読めなかったのに。作家がホテルで缶詰する理由がわかった気がする。
東京に家があるのに、東京のホテルに泊まる意味がよくわからなかった自分も最終的には「経験と価値観ってお金で買えるときは買った方が良いな…」と思えました。ありがとう、セバスチャンたち。
このワーケーションプランは、2021年9月30日(木)までらしいので興味のある方はぜひ!
(ちなみにこれPR記事ではないです。)
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