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『 職務分掌ってありますよね 』

「職務分掌」いわゆる「職掌」ってありますが

一般的な営業やMR(医薬情報担当者)などにとっては

まあ、そんな言葉あったな・・・という程度かもしれません


基本的な意味合いは


「組織を円滑に運営する上で、各職務に対して行うべき業務の範囲と責任を明確にし明文化したものです」


これに従い業務を遂行すれば、スムーズに会社組織として業務が滞ることなく流れていく、ということです


私自身も以前にこの職務文書の作成をしたことがあります

もちろん営業部門の内容ですが

初めてのことで、「営業ってなんでも屋でしょ?」

「これは営業の仕事じゃないよ」って言っていたら何も進まないんじゃない?

(勿論、公正取引協議会や情報提供ガイドラインは視野に入っています)

かなり抵抗がありましたが、サクサクと作成しました


しかし・・・


実際、会社の外へ出てしまえば、対顧客とのやりとりで

様々なことを行わなくてはなりません


当然の話ですが

顧客ニーズを満たし満足していただかなければなりません


それが直接の成果に結びつかなくても

いずれは・・次回は・・・きっと良い話になる、採用していただける

信頼していてくれるので期待に応えてあげたい

など、ありますよね


よくこのようなケースに遭遇します

「オンライン診療って実際どうなの?」

「やってるクリニックって知ってる?」

「点数低いけどやってるドクターいるの?」

「どこのシステムが良いの?」

「感染症対策の助成対象って具体的にどんなものが該当するの?」

「空気清浄機って助成対象になるの?」


あるあるですよね、そんな場合は


「そうですね、すぐ調べてみますので少しだけ時間ください」とか

調べて対応することは当然の行為です


これが、内勤者の思考になると

「いや、それはちょっと私の仕事じゃないです」

「それは他の部署じゃないですか?」

あるある、なんですね


私も本社へ行ったり来たりしていた時期がありましたが

仕事の押し付け合い?

責任降りかかるの嫌だから余計なことはしない


そんな印象でした


逆に前向きな人にとっては

その仕事をしても良いのですが越権行為になってしまわない?

という疑問点、注意点も発生します


結局、指示待ちになってしまうんですね

これは、「職務分掌」のデメリットのようです


いわゆるMR(医薬情報担当者=製薬会社の営業)が遭遇するのは

イレギュラーな依頼ごとの発生がほとんどです


まあ、中には何も起こらない人もいるのかも知れませんが

そんな人は「ダメMR(営業マン)ですね」

・・・売れる気がしません


特に今のような在宅ワークが増えると

内勤業務は、誰がどの程度の仕事量なのか

どの程度進行しているのか

把握しにくいのかも知れません


この「職掌」のデメリットは

時によってMR(営業)に降りかかってくることもあります

本社に依頼したことが

全くズレていたり反応が遅かったりと

現場とのずれが非常に大きく

温度差を感じずにはいられないのも歯がゆいものです


そんな時は


聞いた私がバカだった

依頼した手間と時間が無駄だった

そんなことならこっちで対応したほうが早かったとか

まあ臨機応変に対応していくことも必要ですよね


その対応力は

きっと近い未来の自分の経験となり糧となることでしょう

営業職の「職務分掌」は

・・・絵に描いた餅・・・ですね


時には割り切って

自分自身で推進していくことも必要でしょう

それはあなたの推進力となって気づかないうちに

大きな秘めたスキルに繋がっていきます

先の見えない将来のために

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