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上野俊治です。人間の人生の価値とは何か?についてお話します。

先日講演会に行きました。サッカー元日本代表監督岡田武史さんの講演。
その中で、特に印象深かったお話があります。


それは、「人生の価値とは何か?」というお話でした。


「私たちの価値は《俺たち、私たち》と呼べる範囲を広げていくことにあると思います。

《俺たち、私たち》とは単に自分を含めた複数名を呼ぶ際の呼称ではなく、自分自身と同じレベルで大切に思える人たちのことです。

最初は、両親や兄弟といった直接の血縁のある親族に限られるでしょう。

やがて大人になって愛する人ができると、
パートナーが《俺たち》の輪の中に加わる

結婚して子供が生まれると当然、我が子ですから《俺たち》になる。
ここまでは血縁者だから当然と言えば当然。

さらにその輪を仲間、同僚と広げていく。

ただの仲間や同僚ではないですよ。

自分自身と同じレベルで大切に思えている仲間や同僚です。

会社を経営したら従業員全員を《俺たち》と呼べるようにならなければならない。

この《俺たち》と呼べる範囲を、


私は「WEエリア」と呼んでいます。



WEエリアを地域、社会、日本、世界と広げようと努力することが人が生きて行く上での人生の価値だと思うのです。


マザー・テレサはWEエリアが地球規模に及んだ。

ある人の人生ではWEエリアは家族4人分だった。

だから、マザー・テレサが偉くて、家族4人のWEエリアしか持てなかった人は偉くないのか?ということではありません。

そこにたどり着くまでのプロセスが価値なんです。

一生懸命に努力したけど、結果として《俺たち》と呼べるWEエリアは家族4人だった、という人と、

最初っから、家族4人だけでいいや、
という人とではその価値はまったく違う。

一生懸命に努力した結果、マザー・テレサはたまたま地球規模だった、
ある人はたまたま家族4人だった。

これは価値としてイコールなんです。


つまり、私たちは《俺》と同じように相手を本気で思いやれる
《俺たち、私たち》の範囲を広げようとする努力を惜しんではいけない。

サッカーの日本代表に選出する選手は、
少なくともこのWEエリアが「日本」という領域に達していなければ、

どんなに技術が優れていようが、どんなに人気があろうが、
日本の日の丸を背負わせるわけにはいかない。

日本代表という称号を背負う価値には達していないのです」



僕は、数多くの経営者や成功者と呼ばれる方々にお話を聞かせていただくことができました。


そうした中で、その人にリスペクトする人と、しない人がいるのはどうしてだろう?と考えてもきました。


最初はやっかみか何かかと思っていたんですが、同じ規模で事業を展開している二人がいても、リスペクトする人とそうでない人がいる。


地位、名誉、収入、職業、年齢、どのカテゴリで分けても、やはり尊敬できる人とできない人とがいるのですから、何がその基準となっているのだろうかと考えてきました。


今回紹介した岡田監督の「WEエリア」の話を伺ったときに、
その答えがようやくわかったんです。


《俺たち、私たち》の視野がどの範囲で広がっているのか?



そして、その視野に伴った具体的な行動を起こしているか否かが、
自分の基準なんだということが分かったんです。


今日までの僕の「WEエリア」は
商品を買い続けているエンドユーザーたちまでだったと思う。


今もまだそう。


この先、僕自身の「WEエリア」をどれぐらいまで広げられているか、
その答えに納得がいくよう、納得のいく今日一日を積み重ねていこうと思う。

最後のまで読んで頂きありがとうございます。
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では、また

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