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リゾナーレ熱海旅行記

はじめに

皆は旅行、好き?
俺は旅行は好きでもあるし、嫌いでもある
旅行自体やそれを計画することは嫌いじゃないんだけけど、いざ実行する時にめんどくさく感じる瞬間が結構あるからだ
特に子連れだとあらゆる手間が増えるので、さらに億劫度が上がりがち

そこらへんを考慮した結果、今年の夏は星野リゾートのリゾナーレ熱海に行ってきたのでレポートしたいと思う
東京から近く、ホテルやアクティビティも子連れに大変優しいので子連れでの利便性を追求する路線だとかなりの有力候補だと以前から目をつけていたのだ

一方、星野リゾートは結構高価格帯の宿泊施設であり、宿泊以外の追加料金も多い
「結局いくらかかるの」という点が気になるのだが、そこを明確にした記事があまり見当たらないため事前情報の収集にちょっと手間がかかった
そこで、今回は赤裸々にいくら料金がかかったか記載しながら旅行記に仕立てていこうと思う
子連れ旅行を計画する際の参考になれば幸いである

熱海までの移動

移動は新幹線が究極に便利だ
東京駅から熱海までひかりに乗れば最短36分で着いてしまう
だがしかし熱海に止まるひかりは実は本数が少なく、午前中で手ごろなのは10:03東京発のひかり507号だけである
これではあまりに自由度が少ない、子供がグズって乗り遅れたらどうなるのか…
と心配する人も案ずるなかれ、こだまはざっくり30分に1本程度東京から出ており、ひかりほど早くないがたった45分で熱海に到着する
45分程度であれば都内でちょっと休日に遠出するより移動時間が短い
子連れ旅行においては移動時間が短い=正義である
東京駅で弁当とビール、子供用に菓子でも買って新幹線に乗ればマッハで到着だ
まさにこだま、ひかりほど早くないが音速である

新幹線ビールは正義

東京→熱海間の移動コストは新幹線代込みで3,740円/人、こどもは2,090円なので、3人で移動する場合9,570円かかる
上記は自由席の料金だが、45分しか乗らない&こだまで席が多いので経験的に自由席で十分だ


熱海観光

駅からリゾナーレへの移動手段は
・ホテルが出してる送迎バス
・タクシー
の2択になるが、送迎バスは時間が決まっておりタクシーの利便性が高い
ざっくり2,000円以内でリゾナーレ熱海へ移動できる
昼前になると若干タクシーに乗るための行列が発生するので、適当に駅前観光したらタクシーで移動しよう

荷物が多い場合は、駅前の建物(ATAMIX)1回にコインロッカーおよび荷物預かり所があるので、300円程度で預けることができる
商店街は坂になっているので、荷物が多いと結構ツラい
素直に荷物を預けた方が楽である

リゾナーレは昼飯がショボいので何かしら食べて行く方が良い
商店街内で食べ歩いて美味かったのは、ソフトクリーム、練り物、干物である
練り物、干物あたりと温泉饅頭を組み合わせると昼食としては十分だろう

商店街内のソフトクリーム
商店街の練り物屋
干物屋(焼いてくれて、座って食べられる)

リゾナーレ熱海到着~チェックインまで

リゾナーレ熱海のチェックインは13時から、部屋に入れるのは15時からであるが、荷物を預けてホテル内で遊ぶことができる
前日13時からプールも予約できるし、子供用のキッズルーム(ボールプール、ボルダリングがある)、カフェ、ラウンジ等で数時間は余裕でつぶせる
特にプールは1時間使えるのだが、子供を疲れされる重要なアクティビティとなるので活用しよう
上記のアクティビティはすべてタダで利用できる

やたら景色のいいラウンジ

ホテルは山の上にあるので眺めがやたらよく、居心地が良い
特に写真の右の方にある天井からぶら下がっている部屋型ハンモックみたいなやつ、やたら気持ちいいので意識を持っていかれそうになる
自分の家にもいつか配置したい

プールは子供用(左)と大人用(右)がある

プールは事前予約が必要なので、前日13時から予約しておこう
浮き輪、タオルとかは貸してくれるので持っていく必要はない
なんなら水着や水中用おむつまで借りられるぞ(こちらは有料)

最上階のカフェ

カフェもやたら居心地がいい
ビーチみたいになっており、砂の目が細かくさらっさらなので裸足で歩くと最高である
コーヒーやケーキを売っているので、頼んでのんびりソファでごろごろするのも良い

ざっくり12時過ぎに到着したが、13時ー14時でプールに入ってチェックイン手続きをしたら部屋の準備ができていてそのまま部屋に案内された
15時前でも部屋の準備が終わっていれば案内されることもあるようだが、ただ単にラッキーだった可能性が高い

チェックイン~ツリーハウス

部屋にチェックインすると広い、そして独特の作りである
リゾートマンションを買い取って改装したような雰囲気というか
景色と居心地はかなり良いし、水回りはかなり洗練されている
ベッド以外に子供用の布団とおもちゃが置いてあるのがわかってる感がすごい

おもちゃはデュプロぽいやつ

ここで気になる宿泊料金だが、実はハイシーズンの土日はニ泊三日でしか予約できないという制限がある
つまり、金曜か月曜を休みにして訪れる必要がある
今回は金曜~日曜で二泊三日とした
宿泊料金は大人2名+子供1名、朝食込みで合計283,000円である
桁が一瞬多い気がするが、気のせいではなく約30万円ほどかかる
内訳はざっくり大人1泊1日51,000円、子供26,000円だ
夕飯別料金でこれか…と一瞬思って予約の際に躊躇したが、よく考えれば遠出してリゾートに行っても良いとこ泊まれば似たようなモンなのだ
こういう時のために日夜働いているのである、ということを思い出しつつ宿泊しよう

部屋に入ってちょっとだらだらしたら、15-16時で事前予約していたツリーハウスに向かう
リゾナーレ熱海はラウンジが10階にあり、その下に客室がぶら下がるような(山の斜面に沿って客室が配置されている)構造なのだが、2階にツリーハウスがあるのだ
ツリーハウスは1時間に1組、予約すると独占できるので初日のメインイベントとして設定した
午後に1日3組程度しか利用できないので(午前中は見学自由)、宿泊予約をしたら同時に申し込むのがオススメである

ツリーハウスへの道、ドアを開けるといきなりジブリ
樹齢300年の樹木に作られた、ガチのツリーハウスに滞在できる
ツリーハウス、ちんまりしていて素晴らしい
ハウス内でのおやつ作り(アイスを混ぜる)とドリンクがついてくる
ツリーハウスのベランダで過ごすこともできる
上を見るとこんな感じで、うっかり魂が浄化されそうになる

ツリーハウス1時間利用、人数分のおやつ・ドリンク付きで3,000円である
6人まで利用できるぞ
子供にツリーハウスはぶっ刺さる体験だし、親としても楽しいしでこれは追加コストを払う価値のあるアクティビティである。オススメ

ツリーハウスですごした後、デッキに戻ると水鉄砲を作るアクティビティがあったのでそれも利用
500円で竹筒を使った水鉄砲とマトが作れる
初日に作ると2日目、3日目も楽しめるので便利
竹筒はなるべく真円に近い断面のものを選ぶのがコツ

竹筒と棒、左上のウレタンに落書きしてマトにする

風呂~夕飯

風呂は15時から利用できる
夕飯が17時からなので、初日は16-17時の間で入った
誰もいなかったので写真が撮れて満足である
サウナが故障中で使えなかったので、早いとこ直しておいてほしい

湯舟は木と石があり、どちらもGood
洗い場 サウナと水風呂もあるが、サウナは故障中だったのが残念
湯上り用ハートランド 自由に飲める

子供と風呂に入って、部屋に戻って妻と合流、そのまま夕飯に移動する
子供が早めに寝る可能性が高いため、夕飯は17時からの枠を利用した

アジフライ(左上)、鉄板焼き(右上)、海鮮丼(左下)、刺身(右下)

夕飯はビュッフェと懐石があるが、子連れならビュッフェが良いと思う
その場で作ってくれる名物料理がアジフライ、鉄板焼き、海鮮丼だった
それ以外には和洋中一通りそろっており、無難においしい
大人は1人6,000円、子供は7‐11歳が4,200円、3-6歳が3,000円なので、今回の夕食は16,200円☦アルコール(ボトルワイン4000円)
ボトルワインは飲み残したら部屋に持ち帰って飲める

夕飯後は自販機でお茶を買って部屋でのんびり過ごす
フロントに近いところに売店があり、土産や飲み物、アルコール類も売っているのでそこで色々仕入れることができる
ちなみに飲料は観光地価格ではない

部屋から見る熱海の夜景

想定通り子供が早々に寝て、軽く風呂に入ったのち夜景を見ながらウイスキーを舐めていたら早々に就寝となった

2日目 朝食~昼食

起きて顔を洗ったら朝食である
夕飯と同じビュッフェレストランで7時からオープンなので開幕で突入

オーダーすると作ってもらえるオムレツ
朝ラーメン(魚介だし)
鯛めし(炊き込み系)

2日目は子供の希望で生け簀で釣りをするアクティビティを予約してある
朝9時にロビー集合で移動開始、釣り場まではタクシーで移動する
網代港までは山道を下っていくことになるので、車に弱い子は酔うかもしれない
だいたい15分~20分くらいで港に到着する

港に着いたら船に乗って、生け簀まで移動して釣りだ
説明、準備で15分程度かかる

港すぐに浮かぶ生け簀
釣った魚で昼食を食べる

生け簀ではタイとアジを釣れる
オキアミをつけて延べ竿(リールがない竿)で釣るが、チョロいので一瞬で釣れる
子供にとっては楽しそうだが、大人がやるとチョロすぎて微妙な気持ちになるかもしれない
子供がやっても15分くらいで終わる簡単さなのだ
釣れたら船で港に帰還し、魚を渡して釣り宿の2階で料理が出てくるのを待つ

竿1本につきタイ1匹、アジ3匹釣れて料理してくれるところまで料金に含まれるが、アジは2匹分の料理代金しか含まれてないので3匹目を料理してもらうには追加で550円が必要である
変なところでケチなのはどうかと思うが、2名分でごはんとあら汁も料金に含まれる
アルコールも飲めるが、それは別料金

アジのたたき
タイの刺身(半身)
タイの塩焼き(半身)
アジのから揚げ
生ビール

食べ終わったら近くで待機してくれてるタクシーに連絡して、ホテルに戻る
釣りに時間がかからなかったので、9時にホテルを出てホテルに戻ったのは12時前だった
釣りとランチの料金は10,350円、それにタクシー代が往復7,000円かかる
アクティビティの代金は基本部屋付けにしてチェックアウト時に精算できるが、タクシー代だけその場で払う必要があるので要注意

2日目 午後

想定してたよりかなり早くアクティビティが終わったので、カフェとプールとキッズルームと風呂を駆使してだらだら午後を過ごす
基本的に何もしないために来ているので、目的を果たしている感がすごい

キッズルームのボールプール
同クライミングウォール ロビーに本格的なやつもある
カフェのソファは足元が砂なのも相まってビーチ感がすごい
カフェは結構広め
ビール飲み比べ&缶詰食べ比べセット

カフェは裸足で砂が踏めるのが素晴らしい
本も置いてあってその場で読めるので、子供が飽きるまで無限にいられる
子供用の絵本も置いてあり、いたれりつくせりである

風呂に入って夕飯へGO
前日と同じビュッフェなので共通メニューも多いが、若干メニューが変わっており2泊程度なら何とかなる

色々配慮されたビュッフェ台
充実した離乳食コーナー 野菜ペースト、おかゆ等がある
初日のアジフライの枠にマグロカツが入っていた

夕飯を食べて部屋でだらけて就寝

3日目 帰宅

チェックアウトは12時までだが、9時から精算ができる
12時ごろは結構待つようなので早めに精算すると良い
3日目もプール等のアクティビティが利用できるが、森の中でのアスレチック体験ができるというやつに参加した

アスレチックのコース

安全帯をつけてロープをとりながらアスレチックをやるのだが、かなりのガチ度である
手すりがない状態で写真の〇×を渡ったり、網にしがみついて移動したりする
子供が途中でビビッてもう帰るとか言い出すのが周りで散見されたので、子供の適正は良く考えよう
アスレチックの最後でジップラインでの移動があり、正直それだけやってたい楽しさだった
おとな、こども共に1人2,500円ずつかかる

アクティビティが終わったのでタクシーを呼んでもらって駅前に戻り、お土産を買いこんで帰宅した
駅弁を買って食べながら移動すると昼過ぎには家に帰ることができるので楽である
家に帰ってお土産のかまぼこ、練り物でビールを飲みつつ滞在を振り返って二泊三日の旅行が終わった

費用合計と感想、諸注意

大人2名、こども1名で2泊3日の費用をざっくりまとめると
新幹線代 19,000円 (東京ー熱海駅往復)
タクシー代 4,000円 (熱海駅ーリゾナーレ往復)
宿泊費 281,000円 (朝食込み)
夕飯 30,000円 (2日分)
ツリーハウス 3,000円
釣り 18,000円 (タクシー代込み)
アスレチック 5,000円 (2名分)
道中のビール代等 10,000円 (概算)
で合計約370,000円となった
額面だけ見ると熱海でこれかって感じだが、子連れでもストレスが溜まらない旅行先という点でかなりバリューがある
たぶん来年も他に良いところが見つからなかったら積極的に行くだろう
子供からの評判も上々で、「次はいつ行けるの?来週?」とか聞かれたほどだ
破産するので簡便してほしい

諸注意として、アクティビティで結構4歳以上対応のものがある
対応年齢は確認してから行くと良いだろう(4歳から宿泊費がかかるようになるので、そういう意味ではそれまでに行くと安めに仕上がるともいえる)
基本的に子連れの家族しかいないので、子連れへの配慮が行き届いている
ほぼ手ぶらで子供連れて行ってもおそらく困らないのはでかい
周りも子供だらけなので、子供の迷惑はお互い様的な感じで気楽な滞在だった


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