見出し画像

【群数列】 〈1〉 最初と最後の項

このシリーズでは、【群数列】について解説します。
数列の要素が複数混在する「群数列」。ほんと、難しいですよね。苦手というより、あきらめに近い人も多いんじゃないかな。
 丁寧にスモールステップで解説して、「このMethodさえ覚えていれば大丈夫!」という領域まで到達します。模試等でよく出題されるので、何とか克服して、「群数列と仲良く」しましょう。


「群数列」のどこを見るか

各群に3個ずつ入っている群数列で奇数の列を考えてみましょう。

〈例題1〉
1、3、5|7、9、11|13、15、17|19、21、23|25、27、29|31,……

例えば、23 は、最初から数えて、何番目の項でしょうか?
各群に含まれる個数が一定なのであまり難しくないはずですが、
「並んでいる数」と「カウントする数」が共に変化するので、かなり惑わされますよね。
そこで、まず、「数」を「〇」に置き換えて、情報量を減らします!

これで、ちょっとは見やすくなりましたね。
さらに、各群の最後の ● に注目してほしいのです。
23 は、群の最後の項なので、
3+3+3+3=12(番目)
最後の項は計算しやすくて、群に含まれる項数の和になりますよね。

[Method]  

① 「数」の列を「〇」の列に置き換えて、情報量を減らす
各群の最後の項に着目する
③ 群に含まれる「個数の数列」を考える
④ 各群の最後の項は、 個数[k] の和になる


〈例題2〉 

情報量を減らす

この例題は、個数が等差数列ですよね。
1⃣ 〇に置き換えて、〇を数えていきます。
2⃣ 各群の個数は、(個数の数列
 第1群=1個
 第2群=2個
 …
 第k群=k個
3⃣ 個数は、初項1、公差1の等差数列です。
 一般項:1+(k-1)・1=k
4⃣ 各群に含まれる「個数の数列」の一般項:個数[k]=k ということですね。
5⃣ 4⃣を用いて、各群の最後の項を●に置き換えて、番号を求めます。

ここから先は

772字 / 14画像

¥ 110

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?