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新卒で入社する会社はどこがいいのだろう? #就職活動

新卒採用の面接をやっているといつも思うことがあります。

この優秀な学生は本当にコンサル会社でいいのか?

優秀な学生に会えば会うほど、コンサルなんかに入らずに、自ら事業を手がけた方が経験値が高まり、説得力のある人間になるのではないか、と思うわけです(事業を手掛けるというのは自分で起業するという意味だけでなく、スタートアップ、ベンチャー系の何でもかんでもチャレンジせざるを得ない環境に身を置いて、勝負したほうがその学生のためなのではないか、と思うことがあります)。

(私は優秀ではないですが、)おそらく、私自身のキャリアと重ねているところがあると思います。

事業会社でしか学べないもの

凡人が本当に人様の会社のコンサルをやりたいのなら、現場のことや経営の意思決定の場に近いところでの実務経験があった方が信頼を勝ち取りやすいですし、人や組織が動く構造的な仕組みを肌で感じて理解している方が圧倒的に有利に物事を進めることが出来ます。

コンサルに入る新卒が、少し仕事が出来るようになってからぶつかるであろう壁の一つは、自ら事業を手掛けたことがなく実務経験が一切ないため、理論的に答えは明確であってもその通りに物事が進まない場面に出くわした時にどのように対処すれば良いのかが分からないようです。明らかに「真っ直ぐ進めばいい」と思っていることが「右に曲がったり」「左に曲がったり」する人・組織を見て、全く理解が出来ないようで、「なぜこの人たちはまっすぐに進まないんだろう?」と腹落ちしないようで、アジャイル的に動けない大企業を相手にしていればしているほど、それを感じるようです。

結局は、“自分自身がどういう大人になりたいか”という話に行き着くわけですが、キャリアの積み上げ方なんて人それぞれ違うわけで、“こうあるべき!”とか曰っている人がいたとするならば、無視すればいいだけの話です。

隣の芝はとても青く見えます。

自分のところだけに嵐がきているように感じることもあります。

就職活動=自分を見つめ直す期間

就職活動をしている大学三年生に一つ言えることは、自分を大きく見せる必要は一切なく、一歩立ち止まって自分自身を見つめ直す期間に当ててもらいたいと思います。

「いま何が出来るのか」「いま何が出来ないのか」をまず自分なりに整理して、「自分が出来ることの中でビジネスに活かせそうなものはないか」を自分なりに考え、「出来ないことの中で数年後に何が出来るようになりたいのか」といったターゲットを定め、それを実現出来る面白そうなビジネスであればなんでもチャレンジすればいいと思います。

いつでもリスタート出来る

一生、その仕事で生きていくのであれば、相当な覚悟で会社を選ぶ必要がありますが、自分自身が強くなればどこでも転職出来ます。転職活動なんてする必要もありません。声が掛かるので。

軌道修正はいつでも可能なわけです。

コンサル会社に入れば、「若いうちに高いレベルの責任ある仕事を任され、いろんな企業の役員レベルと話が対等に出来る」と幻想を抱いている優秀な学生を見ると、事業会社の現場でボロボロになるくらい挫折を味わってからコンサルになった方が説得力が身に付いていいのではないか、本気で思う今日この頃です。

メリークリスマス(イヴ)✨✨✨


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