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台風による計画運休で考えたこと

昨日は台風、1日中家に居た。
家に居ると外の天気が荒れているのか、それとも晴れているのか、あまり分からない。
たまに雨音が強くなると、やっぱり台風だという認識になる。

台風だから1日中家に居たというよりは、電車が動いていなかったので家に居ざるを得ないという表現も出来る。

昔は計画運休というのはあったのだろうか?
今回、15日の新幹線を止めるとニュースがあったのは13日、2日前である。

1日前、むしろ今日の午後からは運転取りやめですといったアナウンスが今までは多かった気がするな。

これはどういう事だろう。
まず、今回はお盆の時期という事があったであろう。
15日、新幹線等を使い帰省から戻るラッシュがある。
その為、15日、ホームに人があふれる可能性がある。
事前に運休だよと言っておかないと本当に混乱するだろう。
あの混乱は皆不幸な時間。

「いつ新幹線が動くんだ!今日帰れないと困るんだよ!」
「申し訳ありません、まだ、運行の目途はたっていません。」
怒鳴る客と謝る駅員。
想像するだけで修羅場である。
事前に動きませんという決定が下されていると、解決できないお互い不幸なやり取りが減る。

では、なぜ今までは事前に休みという判断をしづらかったのだろうか。
想像するに、一番大きいのは会社だと思う。
多くの成人が1週間の中で寝ている時間以外、一番多くの時間を使うのは会社の時間である。
その会社の予定というのが絶対的なもので、休んではいけない、穴を空けてはいけない、という社会マインドが確かにあった。

しかし大きく変わったのがコロナだ。
自分は会社に行きたい、働きたい、と思っても〇日間は働いてはダメ、来ちゃダメ、というルールが出来た。
会社は今まで〇日有給使っていいよと言っているが全く有給使わずに働き続けたサラリーマンは多くいたと思う。
休んでいいよ、では休まないのが多くの日本人。
休まないといけないと決めないと休まないのである。

コロナで会社も個人も「休む」という経験をした。
個人は「休んでもいいんだ」という経験をした。
会社は休みが出ても何とかするオペレーションが少しずつ出来てきた。

これは電車も一緒、動くかもしれないと思うと駅のホームまで皆が来てしまう。
動かない、と言えば皆、代替案を考える。
これが直前よりも少し前に分かっていた方がまだ動きやすい。

2日前の判断、少し進路が西になった。
頭のいい方々が研究し、予想し、対策したにもかかわらず予定通りいかないんだね、天気って。
絶対、私が産まれたころよりも研究精度は格段に上がっているはずだけど、「天気予報」だもんね、「天気計画」のようなものができていないもんね。

AIがもっともっと発展すると天気も分かるようになるのかな?
でも私が生きている間は少なくとも天気予報のような感じが何となくする。
過去のデータをどれだけ集めても、それ以上のまだ解明されていない因子が無数にあるのが大自然なんだろうね。

これって人間も一緒だよね。

さてさて、台風一過の本日。
「お盆休み、いろいろ予定していたんだけど台風でどこもいけなかったわー」
という鉄板トークを職場でしまくってくださいね笑 
ということで皆さんいってらっしゃい!


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