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デイサービスで15年ぶりに9:00~17:00で勤務してみた【前編】

1週間前からそわそわしていた。

自分で選択したことなのだが億劫になる。


結論から言おう。
昨日、約15年ぶりにデイサービスの現場に入った。

この15年間、当然スポットでは現場に入ることもある。
しかししかし、この度は9:00~17:00まで介護職員として勤務してみた。


まずはなぜそうしたのか、その理由から書いた方がいいだろう。

介護版スキマ時間バイトのアプリを開発し展開している社長と昨年末打ち合わせ。
我々も介護人材系の仕事を行っているので非常に親和性あるなと思いながらその方の話を聞いていた。

そのアプリの説明をしてくださる社長。
仕組みはわかるがもっとこのサービスの事を知りたくなる私。
話をしているうちに
「じゃあ私がこのアプリを使ってどこかの施設で勤務してみますよ」
と言った(言ってしまった)ことがキッカケ。

弊社の本社がある愛知県の施設だと私を知っている人がいる可能性があるので、やるなら関東への出張の際だな、という売れていないのに自意識過剰な芸能人的な思考でアプリから仕事を検索。


このアプリ、名前と写真、そして介護系の資格証をアップロードしたら好きな仕事に応募できる。
私は作業療法士を持っているが介護職員として働く意気込みだったので、資格を隠したいなと思っていたが、よくよく考えたらヘルパー2級ですら持っていないことに気づき、作業療法士免許しかアップロードする資格が無かった。


1週間前、施設を検索する。
我々の会社でも採用支援の仕事をしているので、
「求職者の立場で自社の求人票を見てみよう」
といったセミナーを行ったこともある私。

しかしリアルで求職者になったことは前職の転職の際が最後なのでこれも15年ぶり。

どのようなキーワードで自分が探しているのだろう、自分を客観的に分析してみる。

求職者しみずは、まずは立地で探しているようだ。
東京出張中、前日は六本木で会食があるので六本木のホテルから向かえる施設を探す必要がある。
また電車で行けて最寄駅からなるべく近い所、そのような条件の施設を探す。

いろんな施設が出てくる。

次々スクロールするしみず。
何社か指を止めてプッシュする。

そのプッシュする施設は写真にスタッフが載っていたから

いろんな写真を各施設載せている。
きれいな建物や設備の写真を載せている所が7割くらいかな。

でも改めて求職者になった私が感じたのは立地だけある程度決まったら、
業務内容よりも
施設のきれいさよりも
利用者さんの介護度よりも
どんな職員さんがいるだろうということが非常に気になる。

スタッフの写真が写っていればいい、ということだけでないことに気づく。
スタッフが整列している写真や利用者さんのケアを行っている場面の写真などいろんな写真を掲載しているとことがあるが、圧倒的に求職者の私が心惹かれたのが「スタッフ同士がふざけ合っている写真」だ。

鬼の仮装をしている写真。
「施設のレクで鬼のコスプレしましたー」的なイベント写真を載せている所が多いと思うが、その施設は鬼のコスプレの準備をしている写真を載せていた、しかもスタッフ同士がふざけ合っている。

いわば施設の裏側、しかし働くうえで重要な人間関係がその写真を見た瞬間に「この施設、スタッフ同士、仲がいいんだろうな」と感じた。

金額や業務内容などはさほど見ることなくその施設に入ろうとアプリで登録。

では次回、デイサービス現場編へ続く。

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