乳産業のタブー😅🧀「チーズは危険な食品」
by 良仁
まだ投稿がないようですね… 仲間たちは、10月の月初なので忙しそうにしています。海外との連絡も増えているようです。
少し時間が空いたので、今、米国で人気のあるニールバナードさんの動画を見ていました。”What the Dairy Industry Doesn't Want You to Know” という意味深なタイトルで、牛乳食品の危険性を講演しています。
米国の肥満はチーズの摂りすぎだという自論をお話されています。面白いので、徒然に話しましょうか…
1968年7月、時のアメリカ政府は、年々膨大化する国の医療支出の原因を調査するためジョージマクガバンを委員長とする “ Select Committee on Nutrition and Human Needs ” と称する米国上院特別委員会を設置しました。
委員会は、アメリカ人の食品摂取量と発病との因果関係を明らかにする目的で、栄養食品と必要摂取量を調査するため著名な科学者を招集しました。
約9年間の綿密な調査を続けた委員会は、1977年2月に、“ Dietary Goal for the United States ” と題した報告書を発表しました。
有名な『マクガバンレポート』です。
報告書の中で、米国人の牛肉・牛乳・牛乳原料のチーズなどの動物性タンパク食品の日常摂取がアメリカ人の健康にいちじるしく有害であるということが厖大なエビデンスと共に提議されました。
マクガバンレポートは、当時、畜産産業から巨利を得ていた金融資本権力集団による、マスコミを使った情報操作によって闇に葬られましたが、21世紀のSNS普及にともない多くのアメリカ人が事実・真実を知る結果になりました。
日本も米国に遅れて、牛乳代替えミルクであるプラントミルクがスーパーの売り場に並ぶようになり健康に関心がある消費者による潜在市場が年々拡大しています。
「牛乳は嗜好品。それを日常的に摂取するのは体に有害であり、癌や骨粗鬆症の大きな原因になる。」と理解できている日本人が増えています。
では、「チーズは嗜好品。それを日常的に摂取するのは体に有害であり、肥満や糖尿病の大きな原因になる。」と理解できている日本人はどれくらいでしょうか。
有名なニールバナード博士(Neal D. Barnard MD)が、2015年、ミシガン大学生384人を対象に調べました。
どんな食べ物が中毒(病みつき)になると思いますか?
1位 ピザ
2位 チョコレート
3位 ポテトチップ
4位 クッキー
5位 アイスクリーム
バナード博士は、ピザ中毒によるチーズの多量摂取が米国人の肥満の最たる原因だと言います。
チーズ摂取による問題は三つ。
1 太ること
2 中毒
3 健康被害
何が体重問題を引き起こすのでしょう?巷では、コーラのような甘味飲料が原因だというが… それが体重を増やす主原因だというのは疑問だと博士は説明します。
ナチュラルウォータの販売が始まり甘味飲料の消費は1999年でピークアウトしているのに対して、チーズの消費は増え続け、それに比例して肥満が増え続けています。
アメリカ人一人当たりのチーズ年間摂取量は、1909年に3.8ポンド(1.7㎏)だったのが2013年には33.4ポンド(15㎏)に増えています。
1909年頃は、チーズはスイス人の食べ物で(笑)アメリカ人は2㎏ほどしか接種しませんでした。では、何が起きたのでしょうか?
1960年代、70年代、80年代にアメリカ全土でファストフードチェーン店が出現し蔓延しました。ピザには大量のチーズが使われ、2013年には平均一人15㎏のチーズを消費するようになりました。
バナードさんは、ファストフード店のピザでチーズの摂取量が増えてカロリーオーバーになったのが肥満の原因だと詳しく話されています。
日本では、チーズは発酵食品だから健康に良いと仰る方が多いのですが、チーズの場合、大豆のように発酵によって毒素を分解するのではありませんから、発酵は関係ありません。問題はカロリーです。
バナード博士は、お話がとても上手で面白い講演です。貼っておきますので、ご興味があればご覧ください。