見出し画像

【詩】メトロノームの曲線

ウランが共鳴すると月と地球が同時に鼓動を始めた

太陽系の軌道は銀河系のとある軌道に追随し

やがてあるものを避けて行く
 
曲線に沿う感情を束ねながら

幼かった私は笑顔の意味だけを

廃棄していきました

ただ、笑える様に

多様な色をたずさえた砂時計は

今も刻を落とし続けています

この記事が参加している募集

私の作品紹介

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?