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削り切った先に

一昨日、夫の実家に行き、その足でわたしの実家にも行った。わたしの実家では一泊した。

わたしの妹が、Happy Weddingと書いたケーキを用意してくれていてとても嬉しかった。母も食べきれない程の料理を用意してくれていた。

わたしの実家では、前回できなかった結婚の挨拶をした。夫が両親に話す言葉に、わたしと母と妹は涙してしまった。父は、笑っていた。

家族皆で一緒にご飯を食べたり、母と顔見てお話をしたり、実家の自営業の商品をご馳走になったり、妹のバイト先に行ったりと、地元でしかできないとことを沢山した。

疲れもあったけれど、わたしにとって癒しの時間になった。

帰って結婚式の話をした。私たちは親族婚にする予定。夫が友達が少なく、また友達を呼んでの披露宴は恥ずかしいという気持ちがあるから。

わたしは友達も呼ぶ曰ゆる一般的な結婚式がしたかったからショックだったし、春頃には喧嘩もした。けれど、彼の意見を採択することを決めた。

普段わたしが困った時に、夫がわたしの意見を聞き入れようとしてくれるからだと思う。だから、わたしも夫が困っている時には、夫が困らないようにしてあげたいと思った。自分のやりたいことをできなくなってしまっても。

夫との生活を重ねる中で、夫の思いやりにわたしの気持ちが変わったのだと思う。

親族婚は決まった。あと悩んでいることは、パーティーのこと。披露宴まではしないにせよ、親しい友達を集めた“ちょっとした結婚報告会”は行いたいと思っている。

ちょっとしたパーティーをいつやるのか。どんな風にやるのか。誰を呼ぶのか。本当にやるのかできるのか?悩んでいる。昨日なんて、悩みすぎて寝られなかった。

純粋に好きな友達に報告したいという気持ちのほかに、見栄やエゴが混ざりそうになるからだと思う。不要なものを削って削って、本当に、本当にやりたいことは何だろう。

削って削って、純粋なものまでたどり着くのが難しい。でもきっと、そこまでたどり着いた先に、素敵なパーティーの企画が出来上がるのだと思う。削って削って削り切りたい。



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