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【地域で輝く学生vol.30】WILL BE プロジェクト「県民向け防災施策PR動画作成」第2回ミーティングを開催しました!

 大学コンソーシアムひょうご神戸 学生交流委員会「WILL BE プロジェクト」では、みんなが助け合う意識作りや県民の防災リテラシー向上に繋がるような、若者目線の「防災施策PR動画」を学生が制作します。2023年6月~7月にかけキックオフミーティング、2023年7月12日(水)には県災害対策センターにて第2回ミーティングを開催しました。2024年1月の上映開始に向けて取り組む過程を、学生の声を交えお伝えしていきます。

第2回ミーティング開始にあたり、前回のアンケート結果共有

キックオフミーティング開催!

 6月下旬~7月上旬にかけ、オンラインでのキックオフミーティングを開催しました。初対面同士の中で「動画作成目的の共有」と「自己紹介・他己紹介」を中心に話し合いました。「動画作成目的の共有」ではコンソ事務局から、目的や活動内容、取材先例、参加学生の志望動機の共有をしました。「自己紹介・他己紹介」では学生が3つの役(質問・回答・まとめ)に分かれ、インタビュー形式のグループワークに挑戦! 初めの方は緊張した面持ちでしたが、終盤にかけ和気あいあいとした空気感が印象的でした。

参加学生の声

同年代の違う大学・学部の方とやわらかい雰囲気でお話しできて楽しかったです。動画作成をしていくうえで自分にできることを発信し、きっちりと責任や役割を担えるようになりたいと感じました。また、防災知識をつけることに関しても皆さんの動機を聞いて更に意欲が湧きました。

(神戸市看護大学・1年生)

始まるまでは硬い会議なのかなと思っていましたが、始まったら皆さん明るくて自分の意見などがとても言いやすかったです。

(関西国際大学・2年生)

人に質問したり、その答えをほぼ即興でまとめたりする経験は普段の生活ではあまりすることがないし、動画制作のために取材をするのに役立つと感じました。

(兵庫県立大学・2年生)

第2回ミーティングを開催!

 2023年7月12日(水)に第2回ミーティングを県災害対策センターにて開催しました。「自己紹介」「防災PR動画制作ポイント説明」(兵庫県危機管理部の担当者より)「質疑応答」を行いました。
「防災PR動画制作ポイント説明」では「命を守る行動を」「災害に対する備えの大切さ」といった【動画メインテーマ案】や「阪神・淡路大震災から学んだこと」「頻発する風水害」といった【動画内で取り上げてほしい主な内容】などについてお話をいただきました。

また質疑応答では「発災期or準備期どちらに重点を置くべきか」「若い人から高齢者まで幅が広い。どんな発信の仕方をしたらよいか」といった質問が挙がりました。

兵庫県危機管理部職員の方々と意見交換を行う学生たち

学生の声

実際に仕事として日々防災に関わっている方のお話は貴重でした。高齢者の避難の話の中で、自分の命は自分のものだけではないというお話が印象に残りました。

(関西学院大学・2年生)

小学生〜高齢者に伝えるとなるとわかりやすい言葉遣いを使うことが大切だと思いました。

(神戸学院大学・3年生)

兵庫県危機管理部の方からお話を聞いて、どのような動画を作りたいかの質問では、以下のようなご意見が挙がりました。

全世代へ向けてわかりやすく伝わる動画をつくることは、やはり難しそうだなと感じた。しかし、いろいろな考え方を持っている人がここには集まっていると感じているので、自分の思い付かないアイデアで乗り越えられそうだと思った。だからこそ、できるところまでしっかりと責任を持ってやり遂げたいし、動画を見てくれた人全員の命を守れるような動画にしたいと強く思った。

(神戸市看護大学・1年生)

自分を大切にする気持ちを防災に結び付けてもらいたいと考える。そのため、「あなたは(なんの備えもせず、初めから諦めて)地震であっけなく死んだりしていい存在ではない。」「もっと自分の命を大切にしてほしい」ということに気づいてもらえるメッセージが感じられる動画を全体を通して伝えたい。

(神戸女学院大学・3年生)

誰も取り残さないための取り組みを考えたいです。

(関西国際大学・2年生)

年齢や国籍に関係なくわかり易い動画を作りたいです。

(兵庫県立大学・2年生)

必要な情報を詰め込むだけではなく、楽しんでもらえるような動画を作成したいと思います。

(神戸市看護大学院・1年生)
兵庫県危機管理部 曽奈 浩太郎様(前列真ん中)と学生みんなで記念撮影。

これから

 これまで漠然と頭の中で描いていた動画内容が、県職員の方から動画制作ポイントについてお話を伺い、イメージ具体化する機会になりました。今後については、学生から「アニメ、ドラマなど、どのようなジャンルの動画にするのか、一番重視するポイントは何かを考え、必要な情報を集める」「地震を経験した人へのインタビューなどの聞き役、聞き取り調査」といった意見が出ております。 また県職員からは動画内容や発信方法について「若者目線」「分りやすさ」といった学生発信の意見を積極的に取り入れることが期待されております。
 コンソ事務局では学生の技術や強み、そして熱い思いを防災施策PR動画に活かせることができるように引き続きサポートしていきます。

記:沓脱 大志(大学コンソーシアムひょうご神戸)

以上