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【地域で輝く学生vol.37】~流通科学大学・長坂ゼミが、神戸・平野商店街のシェアカフェで飲食店経営に挑戦! ~

 地域で輝く学生、第37弾は流通科学大学商学部・長坂ゼミの学生たちが、神戸・平野商店街で1日限定のカフェ営業に挑戦の取り組んだ様子をご紹介します。

 空き家の活用事業に携わる本学卒業生・光山和弥さん(2018年3月商学部卒業)からの打診を受け、光山さんが運営する【シェアカフェ KIKKAKE PLACE】にて3年生たちが飲食店を経営することとなりました。
 本記事では2023年3月の出店の様子をお届けします。

2023年3月4日(土)【りゅうかごはん】

 1チーム目がカフェ営業に臨みました。この日、学生たちは、カラフルな三食丼と大学芋、スイートポテトなどを提供しました。
 10時にオープンした直後は、道行く人に声をかけても素通りされてしまう場面も。それでも萎えることなく、少し離れたバス停でバスを待っている人、信号待ちをしている人などにも、積極的に声をかけていく女子学生2名。そうしているうちに、一人、また一人と足を止め、大学芋やスイートポテトを購入してくれるように。
 結果、最初に用意していた20個の大学芋は、オープン1時間ほどで完売(その後まもなく、スイートポテトも完売)。急いで、追加した大学芋もすぐに完売と大人気でした。

 一方、キッチンを担当していたのは、男子学生3名。店内提供とテイクアウト分を同時進行で調理する場面もあり、終始、真剣な表情で、黙々と調理に勤しんでいました。お客さまのなかには、学生たちと同じようにシェアカフェに出店されているという年配の女性も。

 経営・販売の難しさを知っているからこそ学生たちを応援したい、と知人を誘って食べにきてくれました。お客さまたちの温かい思いを受け、カウンター越しに会話を楽しみながら、おもてなしをしていた学生たち。営業中はあちこちに笑顔が溢れていました。

カウンター席で食事する様子

2023年3月5日(日)【GOOD SMELL】

 2チーム目は『バターチキンカレー・スコーン・ラッシー』を提供。
 当初は、『カレー・サラダ・ラッシー』セット(1300円)とスコーン・ラッシー(各単品)のみのメニュー設定でしたが、当日になると心配が。急遽、『カレー』単品(1000円)もメニューに追加することになりました。

 他の2チームは4~5名なのに対し、途中で1名が病気により離脱したことで3名となった同チーム。少し不安な気持ちで当日を迎えました。すると、オープン直前に想定外のアクシデントがあり、開店時間が少し遅れてしまうハプニングも。学生たちは、湧き上がる不安を払拭するため、それぞれの役割に全力投球で取り組んでいました。

バターチキンカレーを調理する様子

 そんな学生たちの姿勢もあり、スコーンは午前中にほぼ完売。追加で製造するほど大人気に。一方のカレーも、午前中はテイクアウト、午後からは店内のお客さまが増え、順調に売り上げを伸ばしていきました。終わってみれば、目標であった『人件費を含めた黒字化』を達成。さまざまな危機が、学生たちの“やる気”に火をつけたようです。

 11月には、同ゼミの2年生が光山さんに出店計画をプレゼンテーション。そこでのディスカッション内容を踏まえて、2024年3月に出店する予定です。その際は、KIKKAKE PLACEにお立ち寄りください。

出店計画プレゼンの様子

寄稿:流通科学大学
お問い合わせ:流通科学大学 教務部 078-794-3557