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【地域で輝く学生vol.39】~神戸海星女子学院大学神戸文学館での音楽演奏~

 地域で輝く学生第39弾、今回は神戸海星女子学院大学の取り組みを紹介します。

 本学から坂道をまっすぐに降りたところに赤レンガ造りの神戸文学館があります。ここは1904年に関西学院のチャペルとして建てられ、2006年からは神戸にゆかりのある作家の作品や写真の展示を常設するとともに、一般市民を対象に毎月2回、土曜日に文学を中心に、音楽、落語、狂言などの公開講座を実施しています。その土曜サロンに本学の部活動として元気に活動している音楽部が出演させていただきました。
 音楽部は、2023年3月25日に、灘区民センターのマリーホールでスプリングコンサートを開催しました。部員が、灘区の各所で、地域の皆様に演奏会の広報させていただいた際に、文学館の館長さまに土曜サロンに出演しませんかとお声をかけていただきました。

 2022年から~笑顔と元気をあなたへ~というスローガンを掲げ、いろいろな場面で若さあふれる音楽を届けて参りましたが、この土曜サロンは、部員の知り合いや関係者ではなく、普段特別なつながりを持たないまだ見ぬ皆様へ音楽を届けるという、自分たちの世界を広げるさらなる飛躍と成長を促すことができる機会になりました。

 文学館の館長さまと協議を重ね、足を運んでくださる聞き手の皆様に喜んでいただける曲目を選定しました。そして、部員たちが技術の上達に努め日々練習に励んでいる自らの愛すべき楽器(フルート、サックス、ユーフォニウム、ギター、マリンバ、グロッケン、打楽器等)の魅力をたっぷり紹介したり、将来教員を目指す学生たちが聞き手の皆さまと共に音楽遊びの活動を展開したりするなど、大学での学修の成果を実践できるプログラムにいたしました。

紹介をしてくださる館長さんと

 お客様には非常に喜んでいただき、「初々しく、清々しく、若々しい英気をいただきました。」「元気になりました。笑顔のすばらしさに感激しました。」また、「教員としての将来を応援しています」「地元の若い皆様との交流が楽しかったです」といったコメントいただくことができました。学生も、地域の皆様と交流できることの喜びや大切さ、また支えていただいている現実を実感することができました。

寄稿:
神戸海星女子学院大学 心理こども学科教授・学生部長 南 夏世