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アルバムレビュー

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#洋楽レビュー

DIIV 『Frog In Boiling Water』(2024)

8/10 ★★★★★★★★☆☆ 実に5年ぶりの4thアルバム。このバンドの、そしてシューゲイザーと…

Kt.Fmk
1日前
8

One Step Closer 『All You Embrace』(2024)

8/10 ★★★★★★★★☆☆ やっとリリースされたセカンドアルバム。メロディックハードコア、…

Kt.Fmk
3週間前
6

Jordan Rakei 『The Loop』(2024)

8/10 ★★★★★★★★☆☆ これまでの彼の作品には、直接的な気持ちよさの前に一枚カーテン/…

Kt.Fmk
1か月前
13

Adrianne Lenker 『Bright Future』(2024)

8/10 ★★★★★★★★☆☆ またしても完璧な作品。2020年のソロ『songs』『instrumentals』…

Kt.Fmk
1か月前
18

Lo Moon 『I Wish You Way More Than Luck』(2024)

7/10 ★★★★★★★☆☆☆ Talk TalkやPeter Gabrielに影響を受けた丁寧で上品なインディアー…

Kt.Fmk
2か月前
7

Real Estate 『Daniel』 (2024)

9/10 ★★★★★★★★★☆ 春の風は迎える者への駆け足ではないし、拒む者への面当てでもな…

Kt.Fmk
3か月前
12

The Pineapple Thief 『It Leads To This』 (2024)

7/10 ★★★★★★★☆☆☆ Porcupine Treeと並びイギリスのネオ・プログレッシヴロックを20年以上リードしてきたThe Pineapple Thiefの14枚目のアルバム。 プログレの枠に括られてはいるが、8作目の『Someone Here Is Missing』(2010)以降はどれも10曲前後で約45分とタイトかつシンプルに仕上げられている。高度な演奏技術と高いメロディセンスを持っているが決して誇示することなく、奥深く薄暗い、言ってみればUKロックの原

Bill Ryder-Jones 『Iechyd Da』(2024)

6/10 ★★★★★★☆☆☆☆ Pavement的というよりはGorkey’s的なスラッカーロックの捻りの中…

Kt.Fmk
4か月前
13

Fiddlehead 『Between The Richness』 (2021)

7/10 ★★★★★★★☆☆☆ 米マサチューセッツのハードコアバンドHave Heart解散後、ボーカ…

Kt.Fmk
1年前
9

Loyle Carner 『hugo』(2022)

9/10 ★★★★★★★★★☆ 待ちに待った2年ぶりの3rdアルバム。最近少し過渡期/拡散期に入り…

Kt.Fmk
1年前
14

O.R.k. 『Screamnasium』(2022)

7/10 ★★★★★★★☆☆☆ O.R.k.は、元Porcupine TreeのColin Edwin(ベース)、King Crims…

Kt.Fmk
1年前
5

Knifeplay 『Animal Drowning』 (2022)

8/10 ★★★★★★★★☆☆ 傑作『Peartly』(2019)以来3年半振りの2ndアルバム。ノイジーな…

Kt.Fmk
1年前
8

The 1975 『Being Funny In A Foreign Language』(2022)

6/10 ★★★★★★☆☆☆☆ 前作『Notes On A Conditional Form』で顕著だった過剰なまでの実…

Kt.Fmk
1年前
13

Easy Life 『Maybe In Another Life...』(2022)

3/10 ★★★☆☆☆☆☆☆☆ バンドが人気を得ていく中で最も悲しい出来事は、デビュー時の個性が消え代替可能なものになっていくことだ。ほとんどのアーティストはシーンの趨勢に自らの音楽性を寄せていかなければ、ブレイクすることは出来ない。シーンの趨勢自体を作ってしまうようなアーティストはほんの極一部だ。資本の手助けもいる。 全英2位を獲得した本作でのeasy lifeはその典型例で、代替可能な存在に堕ちかけている。レトロモダンなソウルでBGMとしてオシャレだなという感想し