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アルバムレビュー

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#洋楽レビュー

Swim Deep 『There's A Big Star Outside』(2024)

7/10 ★★★★★★★☆☆☆ バーミンガムのインディポップバンド、5年ぶりとなる4thアルバム。…

Kt.Fmk
3か月前
9

DIIV 『Frog In Boiling Water』(2024)

8/10 ★★★★★★★★☆☆ 実に5年ぶりの4thアルバム。このバンドの、そしてシューゲイザーと…

Kt.Fmk
4か月前
11

One Step Closer 『All You Embrace』(2024)

8/10 ★★★★★★★★☆☆ やっとリリースされたセカンドアルバム。メロディックハードコア、…

Kt.Fmk
4か月前
7

Jordan Rakei 『The Loop』(2024)

8/10 ★★★★★★★★☆☆ これまでの彼の作品には、直接的な気持ちよさの前に一枚カーテン/…

Kt.Fmk
5か月前
13

Adrianne Lenker 『Bright Future』(2024)

8/10 ★★★★★★★★☆☆ またしても完璧な作品。2020年のソロ『songs』『instrumentals』…

Kt.Fmk
6か月前
19

Lo Moon 『I Wish You Way More Than Luck』(2024)

7/10 ★★★★★★★☆☆☆ Talk TalkやPeter Gabrielに影響を受けた丁寧で上品なインディアー…

Kt.Fmk
6か月前
7

Real Estate 『Daniel』 (2024)

9/10 ★★★★★★★★★☆ 春の風は迎える者への駆け足ではないし、拒む者への面当てでもない。自ら来て、自ら往く、自然の意だ。物憂げに俯く者の心うちなど遠慮無しに通り過ぎ、春の街へと吹き込む。草原を走る春の水は幅を変えながら春の海へと流れ込む。私たちがいてもいなくても、春の風は変わらず海を越え世界を意のままに吹き渡る。いつまでも。 本作が珠玉のギターポップであることは論を待たないが、何より歌詞が私の理想に近いものであったので、私の中のイメージと合わせながら以下に意訳して

The Pineapple Thief 『It Leads To This』 (2024)

7/10 ★★★★★★★☆☆☆ Porcupine Treeと並びイギリスのネオ・プログレッシヴロックを20…

Kt.Fmk
8か月前
9

Bill Ryder-Jones 『Iechyd Da』(2024)

6/10 ★★★★★★☆☆☆☆ Pavement的というよりはGorkey’s的なスラッカーロックの捻りの中…

Kt.Fmk
9か月前
13

Fiddlehead 『Between The Richness』 (2021)

7/10 ★★★★★★★☆☆☆ 米マサチューセッツのハードコアバンドHave Heart解散後、ボーカ…

Kt.Fmk
1年前
9

Loyle Carner 『hugo』(2022)

9/10 ★★★★★★★★★☆ 待ちに待った2年ぶりの3rdアルバム。最近少し過渡期/拡散期に入り…

Kt.Fmk
2年前
15

O.R.k. 『Screamnasium』(2022)

7/10 ★★★★★★★☆☆☆ O.R.k.は、元Porcupine TreeのColin Edwin(ベース)、King Crims…

Kt.Fmk
2年前
5

Knifeplay 『Animal Drowning』 (2022)

8/10 ★★★★★★★★☆☆ 傑作『Peartly』(2019)以来3年半振りの2ndアルバム。ノイジーな…

Kt.Fmk
2年前
8

The 1975 『Being Funny In A Foreign Language』(2022)

6/10 ★★★★★★☆☆☆☆ 前作『Notes On A Conditional Form』で顕著だった過剰なまでの実験精神/先進性とは真逆の作風に仕上がっている。「コンパクト」「シンプル」という言葉でこのバンドのアルバムを言い表すのは初めてだ。 "Caroline", "I'm In Love With You"を筆頭にソングライティングは臆面も無くキャッチーで、安直な印象すら受ける。サウンド面でも新たな挑戦や耳を引く要素はほぼ聴こえてこず、単純明快で敷居の低いものに