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本当に辛い悲しみを乗り越えると人は少しだけ強くなる。

誰かを励ますのは生きている者だけではなく亡くなった者もできると思う。

しかしこの世にはいないので自分の想像の中になってしまうが。

2019年の冬に俺がとても可愛がってもらっていた叔父が病で急死した。

だいぶ前といえばそうだし今は2022年なのでまだ最近とも言える。

叔父はビジネスの世界のことを俺に教えてくれた人。

突然の夜中の電話で「意識が無い」や「今夜が山」、「もうダメかもしれない」など様々な言葉が聞こえて、電話がかかってくる1分前までそんなことを聞かされるなんて思ってもいなかった。

だから俺は本当に力を失って椅子ではなくてフローリングに座り込んでしまった。

そしてもう感情がどうしようもなくなると泣くしかない。

自分はどんな逆境でも泣くことはないと思っていたけど、その時だけは何を考えていいのか一瞬分からなくなっていた。

そして早朝に亡くなったと連絡があった。

新幹線で大阪から東京に行った。

目を閉じてもう呼吸をせず動かなくなっている叔父と対面するとまた涙。

もう泣くことしかできない。

ハンカチで涙を拭くなんて考えていられない。

どうしてもすぐに大阪に戻らないといけないので、本当に少ししか見ることができなかった。

上で色々書いたけどとても辛いことがあった。

でもね、時間をかけて人ってゆっくり心を落ち着けられるようになる。

思い出して辛くなっても次第にそれが「また思い出してる」と思える。

今は記憶の中で叔父が俺に話してくれた、たくさんの強く生きる言葉を思い出せる。

本当に辛い悲しみを乗り越えると人は少しだけ強くなる。

これは俺が自分の心が本当にどうしようもなく苦しい中で経験して感じたこと。

だから今はすごく頑張ることができる。

叔父には今もずっと感謝している。

今日はふと叔父を思い出したのでnoteに書いた。

人って色んなことがあるのさー。

と、今はかなり穏やかな心である。

では、また。

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