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月刊カオス7 アナログ庁の川野大臣「今年中に電子データを紙に移行する」

26日、アナログ庁の川野一郎大臣は国会で「今年中に省庁や民間企業の全ての電子データを紙に移行する」と発表した。

これに対してデジタル推進派の議員たちは「今は10月下旬なのにそんな短期間とは無理ゲーだ!」と若者言葉を使いながら反発した。

近年サイバー攻撃で政府や企業の機密情報が狙われるリスクが高まっている。

そこで川野大臣は「それなら対策として電子データを紙に印刷して、インターネットからアクセス可能な全てのデータを消去すれば良い!やるなら徹底的に民間企業も巻き込もう!」とテンションを上げながら話を続けた。

公的機関のみならず大臣の思いつきで企業の電子データまで全て紙に移す方針になってしまった。

これにより「紙の需要が急速に高まる」という投資家たちの思惑から明治製紙(本社 千代田区)の株が一斉に買われて一時ストップ高となった。

月刊カオスは今後も政府のアナログ社会推進政策について取材を続ける。

※この記事はフィクションだよ。アナログ庁や川野一郎大臣、明治製紙は架空の存在なので。

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