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コンサートレポート

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コンパスをご利用いただいたコンサートの開催レポートです。
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#ソプラノ

R/B meets M/C vol.2 ~ルネサンス・バロックと近現代音楽の出逢い~(2020/2/15)

『R/B meets M/C vol.2 ~ルネサンス・バロックと近現代音楽の出逢い~』に伺いました。(2020/2/15@古賀政男音楽博物館 けやきホール) このコンサートのキーワードは R/M、M/C の邂逅です。R/Mとはルネサンス/バロック、M/Cはモダーン/コンテンポラリです。中間の時代に作曲されたものはあえて取り上げず、時代を大きく隔てた楽曲を追う、とても興味深い取り組みが行われました。 ソプラノの東城里奈さんは東京音楽大学大学院音楽研究科を修了し、現在は

柴田紗貴子&池内響 ジョイントリサイタル(2020/1/10)

『柴田紗貴子&池内響 ジョイントリサイタル』に伺いました。(2020/1/10@ルーテル市ヶ谷) ソプラノの柴田紗貴子さんは、国立音楽大学音楽学部声楽科卒業、同大学院オペラコース修了。新国立劇場オペラ研修所第13期修了、英国ロイヤルオペラハウスで研鑽を積み、現在は二期会会員として活躍しています。コシノジュンコ、桂由美、各氏プロデュースのコンサートに出演、2016年には中東オマーン、スイスにて盲目のオペラ歌手アンドレア・ボチェッリ氏との共演を果たす等活動の幅を広げています

こんなコンサートあってもいいんじゃない!(2019/10/19)

『こんなコンサートあってもいいんじゃない!』に伺いました。(2019/10/19@ティアラこうとう 小ホール) ニ期会所属のソプラノ 大隅智佳子さんとメゾソプラノ 新宮由理さんが "好き勝手に歌っちゃうコンサート″ と銘打って企画されたコンサート。前半は「日本の歌」と題して滝廉太郎『花』、源田俊一郎『ふるさとの四季』、木下牧子『ユレル』『海と涙と私』『寂しいカシの木』が歌われました。全ての音域を豊かに、そして清々しく響かせる大隅さんの歌唱はその一声から心を奪われました。

小島芙美子 ソプラノ・リサイタル(2019/9/9)

『小島芙美子 ソプラノ・リサイタル』に伺いました。(2019/9/9@東京文化会館 小ホール) ソプラノ歌手の小島芙美子さんは、国立音楽大学大学院在学中に交換留学生としてウィーン国立音楽演劇大学リート・オラトリオ科で学んだあと、東京藝術大学大学院博士後期課程古楽研究領域(バロック声楽)を修了されました。第21回友愛ドイツ歌曲コンクールで第1位および文部科学大臣賞を受賞されています。今回が初めてのリサイタルになりました。 プログラムはカッチーニの「<新音楽>より 私の美

未来からくる演奏家を聴く会 第270回(2019/6/29)

『未来からくる演奏家を聴く会 第270回』に伺いました。(2019/6/29@山王オーディアム) ソプラノの荒井マリさんは現在二期会オペラ研修所所属で、オペラや歌曲を中心に研鑽を積みつつ、合唱などのアンサンブルにも意欲的に取り組んでいます。ピアノの奥村志緒美さんはこれまでに新日本フィルハーモニー管弦楽団などのオーケストラとも共演を重ね、声楽伴奏や新曲の初演にも多く携わっています。 プログラムの前半は木下牧子、中田喜直などの日本人作曲家の歌曲4曲とヘンデルとロッシーニの