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不登校だった時にしていたこと・して欲しかったこと

いつの間にかもう10年くらい前のことになってしまうので曖昧な部分があるかもしれません。

でも、不登校の時に、他の不登校の人はどうやって過ごしているのだろう?どうやって回復していったのだろう?など気になるし不安だと思うので、誰かの参考になればいいなということで久々に不登校時代についての記事を書きます。
今回はわりと淡々と書いていきます!

本当に序盤のうちは、以前他の記事で書きましたが家族の説得がありました。
その後、少なくとも半年くらいは毎日どよんとした年月が続いていた気がする。
無気力で、何をする気力も湧かなかったんじゃないかな。
唯一の救いが、その頃ハマり始めたハリーポッターだった。
ハリポタの本を読んだり、あとは絵を描いたりもしていた。好きなことをしていたってことですね。

勉強は元々好きじゃなかったのだけど、学校行かなくなったことで更に勉強しなくなった。
言い訳みたいなんですけど、もう学校アレルギーのようになってしまって。
学校に関することは全てしたくなかった。一種のトラウマみたいに。「やらされる感」にももう嫌気がさしていたのかも。
だから自慢にはなりませんが、私の学力は中学2年〜3年すっぽり抜けちゃっています。
一応、義務教育なのでそれは今でもちょっとコンプレックスです。
(ちなみに英語だけは、後々興味が出て自主勉して埋めました)

学力が無くたって、生きていける!それは事実。
でも、もし本人に余裕が出来てきて、やる気が出てきたら自宅学習などで埋めた方があとあとになって困らないのも事実だと思う。
先々のことをもう考えたくないメンタルにはなってると思うけど、高校受験のことを考えるとしたらやっておいた方が選択肢か広がる。
時間が経って本人に先のことを考える気力が湧いた頃に、相談してみるといいかも。

ちなみに私はというと学校アレルギーだったので、当時は高校に行きたいとも思っていませんでした。
学力が無くても、なんだかんだ行ける高校ってあるんですよね。
通信制高校とか、あとはいわゆる不登校生や不良たちが行く学校。
こういう選択肢もあるから大丈夫っちゃ大丈夫だし、でも私は高校時代楽しめなかったのでちゃんと勉強しておけばよかったなって長い間後悔していました…。

まあとりあえず高校のことは置いといて、不登校になって半年とかゆっくり休んでいたらだんだん気力が湧いてくる時もあって。
料理とか洗濯とか、家事をよくやっていたな。
レシピなんか見ながらとか、料理は結構精力的にやっていた。

だから見ていて心配な親御さんも、何もしてない、このままで大丈夫か!とか焦らずに見守って欲しい。
しばらく休んだらだんだんと気力も回復してくるはず。
肉体はなんだかんだ若いから、じっとはしてられないと思う。

あとは市が運営している教育センターっていう所があって、そこに行くと学校の出席日数にカウントされるんです。
教育って名前が付いているけど、特に勉強をする場所ではなく、行くと相談役みたいな方がいて、その人に近況を話す…的なゆるい場所でした。

不登校だった時に一番困っていたことは、日中は外に出づらいし(子供が平日の昼間に歩いてると視線を感じるから)、学校が終わった時間になると知り合いに出くわすリスクがあって、どの時間帯でも外に出るのがキツかった。

あの時期、人目が何よりも気になっていて怖かったし、何より学校の人に見られることが1番の恐怖だった。
目撃情報あっという間に周辺に広がるんだろうなって思うとさらに怖かった。
(大人ならそんなことわざわざ裏で話さないと思うでしょ?子供は絶対話すんですよそういうの。。)

今思えば、引っ越してくれたら一番良かったなと思う。生活もしやすいし、もしかしたら学校にも行けていたかも…とここ何年か考えていた。

もっともうちの場合は、家のローンとかの問題でそう簡単に出来ることではなかったのだけど…。

でも可能ならして欲しかったな、、不登校の子にとって環境を変えてあげるのが一番大事だと思う。


そんな私も、今は地元を平気で歩けます。誰かに気づかれたりとか、出くわすことを考えても痛くも痒くもないって感じで。
昔の恐怖を考えると、人間本当に変わるな…と思う。

けど高校生の間はずっと気になっていた。地元を歩く時は中学時代の人と会ってしまうのが怖かったし、実際声かけられたこともあったし。(!)

ほんと、あの頃の自分よく頑張ったなと思う。

あの悩んだ年月も無駄じゃなかったともちろん思いたいところだけど、
もしチャンスがあれば引越して生活をやり直せるなら。
あの状況の自分にとってはベストだっただろうな、、と思うのです。

そんなわけで今回は、不登校当時の生活と、「当時親にして欲しかったこと」について書きました。

して欲しかったこと、
ひとつは見守ってくれること。
(これは実際に私の母がしてくれていたことです^^)
もうひとつは、可能か不可能か分かれるけど
環境を変えてあげること。(住む場所、学校)

でも最近は、オンライン授業をする学校も増えているようなのでその点は良いですね。

この時代に生まれていれば自分も勉強できていたのかな…なんて思う。この状況がスタンダードになれば、不登校児にとってはありがたいんだけどね。


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