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大人になってもナイーブさが直らない

ある時をきっかけに

自分のことをなんとも頼りなく感じてしまうナイーブさを

すっぽりそのまま引き受けた。

こんなナイーブさ、繊細さは
大人になったら無くなって
きっともっと楽になるのだろうと思っていた。
ところが何歳になっても
この気質は直らない。

鈍感な人のフリをして

ある程度は成功したが、

内心は心臓がバクバクしていた。

ナイーブさをずっと悪者扱いして

追い出そうとしていたが

無理だと悟ったのだ。

そこで、味方に付けてみるのはどうか、と考えた。

この繊細さを使う方法を考えた。

子供みたいにオドオドして、

人を脅威に感じ、

居心地が悪くなる。

説明のつかない不安な気持ちで

ぎこちない振る舞いになってしまう。

その精度が高すぎるセンサーで

独自のコンテンツを作れば

強みにできる。

うん、いいじゃないか。



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