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芥川賞受賞者と最終学歴⑥

⑥ 第83回~第102回(1980年~1989年)

 第83回(1980上) 該当作なし

 第84回(1980下) 『父が消えた』 尾辻克彦→武蔵野美術学校(現・武蔵野美術大学)油絵学科中退

 第85回(1981上) 『小さな貴婦人』 吉行理恵→早稲田大学第二文学部日本文学専修卒業(Wikipedia)

 第86回(1981下) 該当作なし

 第87回(1982上) 該当作なし

 第88回(1982下) 『夢の壁』 加藤幸子→北海道大学農学部卒業

           『佐川君からの手紙』 唐十郎→明治大学文学部演劇学科卒業

 第89回(1983上) 該当作なし

 第90回(1983下) 『杢二の世界』 笠原淳→法政大学経済学部中退(Wikipediaの冒頭に、「この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。」と明記。)

           『光抱く友よ』 高樹のぶ子→東京女子大学短期大学部教養科卒業

 第91回(1984上) 該当作なし

 第92回(1984下) 『青桐』 木崎さと子→東京女子大学短期大学部英文科卒業

 第93回(1985上) 該当作なし

 第94回(1985下) 『過越しの祭』 米谷ふみ子→大阪女子大学(現・大阪府立大学)国文科卒業(Wikipediaの冒頭に、「この存命人物の記事には、出典が全くありません。」と明記。)

 第95回(1986上) 該当作なし

 第96回(1986下) 該当作なし

 第97回(1987上) 『鍋の中』 村田喜代子→八幡市立花尾中学校卒業

 第98回(1987下) 『スティル・ライフ』 池澤夏樹→埼玉大学理工学部物理学科中退

           『長男の出家』 三浦清宏→東京大学文学部英文学科中退、米サンノゼ州立大を卒業(東大の学部学科は、Wikipedia。冒頭に、「この存命人物の記事には検証可能な出典が不足しています。」と明記。)

 第99回(1988上) 『尋ね人の時間』 新井満→上智大学法学部卒業

 第100回(1988下) 『ダイヤモンドダスト』 南木佳士→秋田大学医学部卒業

            『由煕』 李良枝→早稲田大学社会科学部中退、ソウル大学校国語国文学科卒業

 第101回(1989上) 該当作なし

 第102回(1989下) 『表層生活』 大岡玲→東京外国語大学外国語学部イタリア語学科卒業、同大学大学院外国語学研究科ロマンス系言語専攻修士課程修了(Wikipediaの冒頭に、「この存命人物の記事には検証可能な出典が不足しています。」と明記。)

            『ネコババのいる町で』 瀧澤美恵子→東京外国語大学外国語学部中国語学科中退

 村田喜代子さんは中卒ですが、早稲田×2人(中退含む)、東京女子短期大学×2人、東京外国語大学×2人。
 「該当作なし」が続いたこともあったんですね。今までで一番多く、「該当作なし」9回。在日韓国人二世の受賞者がいたことも初めて知りました。
 私が読んだことがある受賞作は『スティル・ライフ』くらい、あと、高樹のぶ子さんと村田喜代子さんの新聞連載小説くらいですね。
 よく知られた受賞者は、吉行理恵、高樹のぶ子、米谷ふみ子、村田喜代子、池澤夏樹、新井満、大岡玲でしょうか。

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