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詩→夭折、明の明星を見ながら、秋の夕暮れ(長歌)、地上の星、薄青い空に、痛みを越えて、流れ、る、一度くらい、不機嫌な子ども、エンドレス、空飛ぶ艇に乗って、a forth wave…
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2021年2月の記事一覧

秋の夕暮れ

秋の夕暮れ

駐車場 におっさんらの 笑い声 して「遠足は 帰宅する までが遠足 です」という 先生浮かぶ 七時前頃

反歌  駐車場 におっさんらの 笑声(わらいごえ) 遠足の注意 を思い出す

明けの明星を見ながら

明けの明星を見ながら

真の男女平等を実現するため、女は、男女別に、年ごとの出生数と成人までの生存率を調べて、男女比を割り出す必要があると考えた。
女は、エスタブリッシュメントでも、進歩的な考えを持ち、子どもの教育には金と熱意を惜しまない家庭に育ったわけではない。
その日食べるものにさえ困って育った父親に、「身の程を知れ」と言われて育った。
女の母親の時代には珍しいことではなかったけれど、母親には、「高校を出て、専門学校

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夭折

夭折

死は、老人ではなく、若者の顔をしている。
あなたが、死を選んだのは正しかった。
こんな世の中、生きてたって、いいことなんて、一つもないもの。

生きていれば、必ずいいことがあるよ

とは言ってあげられなくて、
ごめんなさい。

こんなに谷あり、谷あり、谷ありでも、
生きていて欲しかった

とは言ってあげられなくて、
ごめんなさい。

あなたは死神に愛された。
死に吸い込まれてしまった。

私には、

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