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気候変動も生物多様性も〜持続可能な世界を目指そう

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双子の条約と言われる、「気候変動枠組条約」と「生物多様性条約」だけど、後者はどうしても分かりにくいですね。でも、持続可能な世界の実現には、避けては通れません。どちらも一緒に学んで…
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#開示

開示プラットフォーム~CDP以外の選択肢?

回し者ではありませんが、これまで何度となく、適切な情報開示を行うためには「CDPを利用しましょう」とご案内してきました。 これからも、当面はこのスタンスは変わらないとは思いますが、ESG全体に関わる情報開示においては、様々なコンペティターがいるのも事実。 つい先日SNSで教えてもらったのですが、こちらは、課金しなくても、非常に利用価値があるのではと思いました。 「ESG報告の世界は複雑であり、何が、どこで、どのようにサスティナビリティ情報を開示すべきかを理解し、最新の動

算定・目標設定・情報開示〜一歩前へ

GHGプロトコルの算定方法に基づいて「算定」を行い、SBTのガイドラインに基づいて「目標設定」を行い、CDPのようなプラットフォームを通じて、TCFD(ISSB)に基づいた「情報開示」を行う。 一昨年から今年にかけて、情報開示ルールの統合が進み、開示内容を評価するステークホルダーも増えたことも、この流れをサポートしています。 全て実施済の企業もあれば、途上の企業、検討中の企業など様々なフェーズにあると思いますが、この情報開示の流れは、逆流しないでしょう。 蛍光管がLED

ESG投資勉強中

Twitterで紹介頂いた、こちらの本。 全然、読み進めることはできていませんが、こんな状態でも、その価値は十分すぎるほどわかり始めてます。 著者の方とは知り合いでもありませんし、アマゾンの回し者でもありませんが、これまで抱いていた疑問や、曖昧にしか理解できていなかったところがクリアになりつつあり、是非とも紹介したいなと思った次第。 きっかけは「情報開示って、コストをかけてまでやるべきなのか?」という素朴な疑問でした。対象は、ステークホルダー一般で、とくに企業が発信した

開示の目的は開示ではありません

ESG評価機関のMorningstar Sustainalyticsが、企業がネットゼロに向けたトランジション(移行)経路に合致しているかどうかを評価する新たな格付「低炭素移行格付:Low Carbon Transition Ratings (LCTRs)」の提供を開始するそうです。 「目標に向かって、ちゃんと削減できていますか?」ということをレイティングするという位置づけでしょう。 「サスティナリティクス」はサスティナビリティ周りでは影響力が大きいと思われるので、「また