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情報開示のエトセトラ

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TCFDにTNFD、SECにEFRAG。ボランタリー系にコンプラ系。様々な開示ルールが存在する今日この頃。統一化の流れですが、リアルタイムで追いかけるのは辛いところ、お助けする記…
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2023年11月の記事一覧

中小企業のカーボン動向〜想定内ですが

ESGデータの収集及び開示について、上場企業などの大企業に対するリサーチ結果について、以前…

やる価値あり?!〜CDPを活用しよう

7月に締め切られた、2023CDP 気候変動質問書の回答。 例年、翌年1月か2月にはスコアが公開、併…

CBAM 移行期間は移行期間〜しっかり勉強を

今年23年10月から「移行期間(Transition period)」が開始したCBAM。 第1回目の報告義務期限…

算定・目標設定・情報開示〜一歩前へ

GHGプロトコルの算定方法に基づいて「算定」を行い、SBTのガイドラインに基づいて「目標設定」…

日本版S2の「Financed emissions」は?

算定支援で難しいセクターの一つが、金融セクターです。 ご案内の通り、自社の排出が極めて少…

日本版S2 スコープ2排出量 算定方法は?

サスティナビリティ基準委員会(SSBJ)が、下記スケジュールで日本版S1・S2の策定を行っている…

やらない理由はありません

情報開示や算定のご案内をする際、キックオフでは、他人事ではなく自分事として捉え、やる気を出してもらうことに腐心します。 どこかで聞いたようなフレーズですが、意外と効果があったりします(笑) もちろん、それだけでは不十分で、背景を説明しつつ、危機感を煽りながらメリットを訴求するのですが、そこには、明確なエビデンスが必要です。 直接の担当者はもちろんのこと、協力を依頼することとなる現場担当者や取引先、あるいは、ステークホルダーに対しての説明責任を負う経営層にむけて、共通認識を

SASBの「国際的な適合性向上PJ」進捗

今年6月26日、IFRS財団の年次総会でエマニュエル・フェイバーISSB議長によって、IFRS S1・S2が…