削減貢献量について考えて見る(1)
WBCSDが2023年3月22日、削減貢献量(Avoided Emissions) の算定・報告に関するガイダンスを発行したことを受けて、一斉に報道がなされていることは、皆さんもご案内の通りかと思います。
削減貢献量という概念は、LCA学会や経産省、産業界の産学官が連携して、普及に務めてきたという経緯があります。
検討の中心であるLCA学会の環境負荷削減貢献量評価手法研究会からは、2015年3月に初版、2022年3月に第2版の「温室効果ガス排出削減貢献量算定ガイドライン」