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本当に変えたいこと

こんにちは🌟

コアエッセンスという講座を通して心の学びを始めて半年。
受講を決めた最初のきっかけは、大病を機に離れたキャリアの世界に対する気持ちがまた高まってきて、会社で働くという選択をするのであれば年齢的にも今しかない!でも踏み切れない!どうしたらいい?という気持ちに突き動かされていたからでした。

そしてその気持ちとは裏腹に、人に会うと非常に疲れてしまい、会う約束をするのもおっくうになっていた。
家にいるのが一番安全安心、とあまり外出もしなくなって、自分の興味の深掘りをすることもしなくなっていました。
家のことをして家族のサポートをして忙しく時間が過ぎていく。。
もっと自分は大きなことができるはずなのに、人に影響を与えられるような力があるはずなのにという気持ちが募り、でも心と体はどんどん動かなくなっていく。。というサイクルにどっぷりはまっていっていました。

半年間のベーシックコースで自分を見つめて分かったのは、仕事復帰については社会的抑圧と生い立ちによる焦りがあっただけで、会社で働きたいという訳ではないということでした。
また、人と会う際に「自分が会いたいから会う」という意思ベースで決めていったら人と会っても疲れることがなくなり人のエネルギーに飲まれぶれることがなくなっていった。
感触としては、これまでは油断するとクルクル回ってしまう発泡スチロールでできたボートの上で干し竿一本で頑張って進もうとしていたような感じ。。
海を渡るという目的より、倒れないように流されないようにするためにパワーを注いでいた気がします。
今ようやく、ナビを入力できるような鉄鋼でできた船に降り立つことができたような気分。


さていよいよここから色んな夢に向けて「実現していく私」に向かって突き進んでいくぞ!!
となるかと思ったのですが。。

4月にアドバンスクラスが始まる際に自分の口から出たのは「本当に向き合いたい問題は『自分の夫や子供たちとの関係』だったのが分かった」ということでした。
それには長い背景があります。

私の両親は、それぞれは子供への愛情たっぷりで努力家で賢い立派な人たちでしたが、私が幼い頃から不仲でした。
小さい頃から二人が口喧嘩をしているのを見て「大人って面倒臭いな、夫婦って複雑だな」と感じつつ、常に調整役をして家の中を取り持っていた。
寝ている際に二人の怒鳴り声で目が覚めることもしょっ中だった(この前の記事の睡眠が課題、というのもこの体験から来ているのカモ。。)。
あまりに小さなことでも大きな亀裂となって爆発するのでものすごく空気を読むのが得意だったし、小中学生のころから大人のような会話ができるような子になっていた。
ある意味トラウマとして身体に染みついているのでしょう、いまだに怒りで怒鳴り声をあげる人を見ると体が硬直して心臓がバクバクするし、同時に自分自身の中にそのような攻撃的な怒りを感じることもある。

一方、両親は体裁を気にするところもあったので、家の中では嵐が吹き荒れても、それを外に出すことはなかったし人に垣間見られることも徹底的に避けてきた。
「人間の汚いところは家の中だけでさらけ出して良い」「傷つけ合うのは家族だけ」という暗黙のルールがあった。
機嫌が悪いのを曝け出すのも、わがままを言うのも、怠惰な側面を見せるのも、嫌がらせするのも、外では絶対してはいけないけど家の中ではOK。
しかし大人になるにつれて、これは自分にとって安心安全な「家」としての認識になり得ないことがわかりました。
そこにはどんなにネガティブな状態でも受け入れて一緒に乗り越えるというある意味絶対的な愛情があったと今は分かりますが、建設的な空気ではなかったのも分かっています。

自分の家族を築くにあたっては「親しき中に『こそ』礼儀あり」をモットーにしたいと思うようになった。
家族だからこそ愛情を持って助け合い、励まし合い、労わり合えるようになりたい。
家は本当の「帰る場所」として、平安を与えポジティブになれる場にしたい。


でも。。。
アドバンスコースが始まる時に気づいたのは私は家で素の自分を出せているけれどそれは私の両親がやっていたような「素の自分=感情ダダ漏れの自分」であって、「思いやりの心を全面に出した素の自分」ではない、ということでした。。
特に、私と同じような感性を持つ息子との関係は売り言葉に買い言葉、という表現が合うような関係で、私が両親から感じていたことをそのまま伝えて歴史を繰り返してしまっているのかもしれない。。

家族のあり方は自分のあり方。
家族との関係を改めて見直すことで、今世自分がやりたかったことをやり遂げられる気がしています。
自分の人生の根幹となる家族とのあり方の、何をどう変えていきたいかが明確になった瞬間でした。

読んでくださってありがとうございます。


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