読書記録『「気がつき過ぎてつかれる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本』
近頃よく耳にするHSP。
私も該当すると思っていて、気になっていた。
気づきすぎて辛い…という経験はなく、学生の頃にしてたホテルの配膳のアルバイトはその特徴をうまく活かせられて楽しかったくらいなのだけれど、確かに細かく夫には神経質と言われてきた。
何か、この本から今後の人生の糧になるような知見が得られたら、と期待を込めて読み進めた。
以前に読んだ「多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。」はあまり心に刺さらなかったけど、この本はちょと指向が違う。
著者の武田友紀さんは新卒でメーカーの研究開発に従事し、その後カウンセラーとして転職。最近は公認心理士の資格も取得されたそう。
技術系の人員として従事していて、壁にぶち当たってる私の状況と近いようで共感してしまうこと多い。
読み初めは「薄い自己啓発本の感じかな… 物足りないかも…」なんて思っていたけれど、読み進めつつ勉強ノートに内容まとめてみると感じる作者の優しさと労りの心。
全ページに肯定の言葉が詰まっていて、「あなたはここにいていいんだよ」というメッセージを受け取り、応援されているような気分になれた。
tipsとしては、
・見えすぎて疲れるタイプは、メガネの度を落としてみて
・繊細さんと非繊細さんでは感じる感度が違う!!
・心の深さは人それぞれ
というあたりが新鮮だった。
特に心の深さの話はこれまで相手に言葉の上部しか伝わっていなくて、誤解されたようでモヤモヤする事が仕事でもプライベートでも多かったけれど、この一言でモヤモヤが晴れた。
逆に、ほんの一言で背景までグッと伝わる人がいたりするので、今までは自分の伝え方の問題だと思っていたけれど、
そっか、深度が違うからそもそも伝わらないんだ、と納得できた。
理解してもらえないという精神的な辛さを感じていたけれど、もうそれを感じる必要もない。伝わらない相手なのだから、伝わるように最初から言葉を選べばいいだけのこと。
いい発見だった。
さらっと読めるので人にも勧めやすい。
今年はいい本に出会ってるな〜と思い、幸せを感じるこのごろ。
こういうところがHSPらしいのかもね。
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