読書記録「嫌われる勇気」
ここ最近、手書きノートに読んだ本の内容を記録をまとめるようになったのもあり、すっかりご無沙汰になってしまったnoteの読書記録。
手書きのノートは本の内容や学んだことを中心に、こっちでは感想を中心に記録していきたいところ。
そんな中、直近で読み終わったのがアドラー心理学の紹介本である「嫌われる勇気」
年初、アドラー心理学という分野を知り、ちょうど傾聴の活動もはじまってきたところで人との気持ちいい関わり方を模索していたところでヒットしたのが本著。
師匠と弟子の対話のような形式で進んでいくシステムは高校生の頃によく使った講義を書き起こしたような参考書のようで、でも親近感がわいて新鮮。
アドラー心理学に関する前提知識は、
・自分の人生は自分で変えられる、それも今から
・人の行動には原因ではなく目的がある
程度のことしか知らなかった私にぴったりの入門書という感じ。
読んだ感想として一番に思ったのは、
「これまでの人生で感じていた、言語化できていなかった事柄を権威が解説してくれた感じ。」
特に、共同体感覚、他者貢献が気持ちよく生きるための重要要素として紹介されていたのがかなりの腹落ち。これまで「人からありがとうと言われることが嬉しい、人の役に立ったと感じることが仕事や人生の生きがい」と感じていたものの、それって他人からの評価が必須なのでは?と悶々としていた感情にそれでいいんだよ、と認めてもらったような気分になった。
ただ、書いてあることは言葉としては理解できるものの、それを実際に日々の行動へ活かせるかというのは別問題。
「アドラー心理学を理解し、生き方まで変わるようになるにはそれまで生きてきた年数の半分が必要になると言われている」
という言葉が身に染みる。
この言葉通りとするなら、私自身がこの領域を活かせるようになるにはあと20年…。60歳になる頃かぁ。
先は長い。
けれど本書にもあるように、人生とは過去でも未来でもなく、今の一瞬一瞬が一番大切という言葉もとても心に沁みたので、これからも腐らずに勉強を続けて、気持ちのいい人間関係を送れるようになりたいと思う。
いい本だった!
ここから先はより専門的な心理学の本やカウンセリング関連本を読んでみようかと思う。
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