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プレシーズンのトレーニングキャンプがついに開始!コンパニ監督の記者会見の要旨


――以下翻訳(FCバイエルン公式サイトより)

チームは、テーガン湖畔にある宿泊先ホテルに到着。夕方から行われるトレーニングの前に、セルジュ・ニャブリら選手たちはファンのリクエストに応えている。

月曜日から水曜日にかけて、FCバイエルンはテーガン湖でトレーニングキャンプを行う。それに先立ち、ヴァンサン・コンパニ新監督が月曜日の記者会見で、ミュンヘンでの最初の数日間について語った。この記者会見で出た、重要な発言をお届けしよう。

FCバイエルンの第一印象について。FCバイエルンについてはどれだけ学んだのか?

「毎日、FCバイエルンや、選手たち、ミュンヘンの街、そしてこの地方について学んでいるよ。ドイツ語の勉強も続けている。先週は頑張っていろいろと学んだね。重要なことなんだ。」

選手とのコミュニケーションについて

「みんなと話したよ。もちろん、ディフェンスの選手たちと話すのも好きだ。時には、信頼感を持ってもらうために細かい点について話すこともある。アグレッシブに戦い、ポゼッション時は主導権を握ることが重要だ。トップレベルの選手たちと一緒に仕事ができるのは幸せなことさ。私も以前はトップレベルの選手たちとともにプレーしていた。こうした選手たちは皆、強い向上心を持っているんだ。非常に楽しいことだね。」

チームについて

「私はこのチームのためにここにいるんだ。このチームのどの選手たちも才能に溢れている。大事なのは未来であり、過去のことをあまり話すつもりはないね。私はここの選手たちと一緒に働けることに期待感を持っている。私の感触では、みんなハングリー精神に溢れているよ。」

一部選手たちの去就について

「個々の選手について話すのは本意ではない。メディアにとっては重要なテーマであることは承知しているがね。私は才能豊かな選手たちと毎日一緒に働き、特別なことを成し遂げたいんだ。選手たちは、最高峰の期待に応えることにも慣れているよ。今日(のトレーニングでは)、ピッチには23人のフィールドプレーヤーと4人のキーパーがいる。私の仕事は今の彼らに集中することだ。代表選手たちが合流したら、今度は彼らに集中する。」

バイエルン地方での新生活について

「すでに山登りは経験済みさ。とはいえ、小さな山であっても登頂は難しいね。バイエルンは欧州の中でも特別な地域なんだ。自分たちの文化にこれほどの誇りを持つ地域はあまりないからね。私は『ハーベデレ(Habe die Ehre)』とか『セルヴス(Servus)』といった方言を覚えようとしているところだよ。ここの文化をもっと知りたいんだ。私の(コーチング)スタッフもまったく同じさ。早くバイエルン人のようになれることを願っているよ。」

監督自身の考える『ミア・サン・ミア』(FCバイエルンのクラブスローガン)の意味とは?

「それは気持ちだ。勝って喜ぶだけでなく、成長を続けなければならない。大事なのは、このクラブであり、次のステップなんだ。どうすれば、さらに良くなることができるか?過去に誇りを持つことも必要だが、未来を考えるからこそ成功するのだ。」

ミュンヘンでの仕事に対する取り組み姿勢について

「過去に何があったかは、私にとってはそれほど重要ではない。選手たちと会話して、相互理解することが大事なんだ。懸命に働くという点において、私は決して妥協しない。選手たちが心地よくプレーできるよう、可能な限りを尽くすつもりだ。だが、選手たちにもベストを尽くしてもらいたい。」

どのようなシステムを採用するかについて

「ブンデスリーガでは、チームも監督もとても柔軟に戦うね。システムに関しては、相手次第でもある。ゾーン・ディフェンスをすることもあれば、マンツーマン・ディフェンスをすることもある。選手たちのプロフィールは知っているし、彼らがどのポジションで心地良くプレーできるのかも理解しているよ。」

FCバイエルンの歴史について

「FCバイエルン・ミュージアムでは、いかにFCバイエルンが成功の道を歩んできたのかをすべてを説明してもらったよ。ウリ・ヘーネスや、カール=ハインツ・ルンメニゲ、フランツ・ベッケンバウアー、ゲルト・ミュラーといった偉人たちについて多くを学んだね。彼らに共通していたのは、成功しても「もう十分だ」とは決して言わず、いつだって前進し続けたことだ。それが、このクラブの特徴なんだ。私もまた、この熱い炎を自分の中に持ち続けようと思う。その点においては、父もまた、私が見習うべき良いお手本さ。」

今夏のアウディ・サマーツアーでソウルに帯同するメンバーは?

「ハリー・ケイン、アルフォンソ・デイヴィス、ダヨ・ウパメカノ、キングスレイ・コマンはツアーに帯同しない。だが、カップ戦の初戦には出場が叶えばと思うよ。」

無冠に終わった昨季の雪辱を晴らすべく、プレシーズンで選手たちは特にやる気を見せてくれるだろうか?

「あまり過去のことは振り返りたくないね。ただ言えることは、今のチームの選手たちは、昨季のようなシーズンを終えれば、常にリアクションを起こしたいと燃えているということだ。一緒になってリアクションを示していくことが重要さ。ビッグマウスが必要というわけではない。だが、自分たちの持つやる気を見せつけることが重要なんだ。」

新加入選手について

「今は、強いチームを作る絶好のチャンスだ。新たな選手たちがチームに加わったら、早く馴染んでもらうことが大切だね。新たな選手をクラブに迎え入れるというのは、私たちが成功する助けになってくれると信じているからさ。」

かつてあなたが師事したペップ・グアルディオラ監督は、自身の成長においてどれほど重要だったのでしょうか?

「彼は、この世代でも格別な監督の一人だ。こういった人物というのは、常に他の人たちに影響を与えてくれる。ペップは私のキャリアに大きな影響を及ぼしてくれたから、とても尊敬しているよ。とはいえ、私にとって、自分の言葉でサッカーについての考えを語ることが重要なんだ。人は、自ら経験した監督から多くのことを学ぶ。もちろん、ペップ・グアルディオラからも大きな影響を受けた。でも、大事なのは、自分の道を進むことなんだ。」

トレーニングにおけるインテンシティについて

「トレーニングでは、インテンシティの強さを常に求めているよ。45分でも2時間でも、常に科学的なアプローチに基づいている。選手たちの好調さを保つこと、それが準備において大切にしていることなんだ。」

代表選手たちとの連絡について

「選手たちとはすでに話をしたとはいえ、休暇中はそっとしておいてあげたいとも思っているよ。」

最後に、コンパニ監督は記者たちに自分のドイツ語はどうだったかと尋ねた。「良かった!」との声を聞くと、コンパニ監督は、「私たちはいつだって一歩先を行くよ」と答え、記者会見は終了した。

▼元記事
Ticker: Pressetalk mit Vincent Kompany zum Start des Trainingslagers am Tegernsee (fcbayern.com)

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