【新体制特集④】GKコーチ、🇩🇪ミヒャエル・レヒナーの素顔
――以下翻訳(FCバイエルン公式サイトより)
FCバイエルンのコーチ陣を紹介するこのシリーズでは、ヴァンサン・コンパニ監督を支えるスタッフたちを数日間に渡ってクローズアップしていく。第4弾は、2023年2月からバイエルンで働くGKコーチのミヒャエル・レヒナーだ。その他のポートレートはこちら:
ミヒャエル・レヒナーが身を置くFCバイエルンの環境は、ひときわエキサイティングだ。というのも、このGKコーチは、世界で最も経験豊富で栄光を掴んできたGKコンビとともに日々仕事に邁進する傍ら、若い選手たちを絶えず何度もトレーニングに混ぜるといった、バランスを要する仕事をこなしているからだ。「マヌエル・ノイアーもスヴェン・ウルライヒも、若い選手たちが混ざることに対して、非常に前向きに捉えてくれているよ。選手たちに多くのフィードバックやヒントをくれるんだ」とレヒナーは語る。「私たちは、全員が互いから刺激を受けられる、とても成長に適した雰囲気がある」という。
2023年初めにFCバイエルン加入
2023年の年頭から、この44歳にとって、こうした光景がバイエルンでの日常となっている。「ドイツ最大のクラブ、そして世界でも有数のビッグクラブで働けることは、私にとって大きな意味があるんだ」という。彼自身はかつてU-18ドイツ代表に選ばれ、ヴァルトホフ・マンハイム在籍時にはブンデスリーガ2部で7試合に出場した経験を持つ。その後、レヒナーはスポーツ科学の学位を取得。2008年からはTSGホッフェンハイムでGKコーチとして働き始めた。「そこ(ホッフェンハイム)で、15年間働いた。2021年から2023年にかけては、並行してトルコ代表のGKコーチもしていたよ。」
レヒナーは、(ホッフェンハイムの位置する)クライヒガウ地方にいた頃、キーパー育成プロジェクト『Goalkeeping Development』を立ち上げた。このゴールキーパー専用ソフトウェアは現在、多くの国際的なプロ・アマクラブで活用されている。「これは、トレーニング計画の立案や分析、試合データの記録を支援するためのプラットフォームさ。このプロジェクトは10年以上続き、私の日々の業務に役立っているんだ」と彼は説明する。
成功のレシピを探求
キーパーたちとのノウハウの共有という点では、その範疇はサッカーだけにとどまらない。レヒナーは今年4月、ハンドボールのドイツ代表と最多優勝チームTHWキールでGKコーチを務めるマティアス・アンデルソン氏を招き、FCバイエルンのゴールキーパーたちとのワークショップを開催した。「視野を広げて他のスポーツに目を向け、成功している選手や監督たちと意見を交わすことは非常に重要だ」と、レヒナーは考える。「大事なのは、どうすれば成功できるのか、いかにしてその成功を継続できるのか、という事だ。どんなスポーツであっても同じような法則が当てはまるケースは多いので、こうした機会があれば多くの収穫を得ることができるね。」
ミヒャエル・レヒナーは今、FCバイエルンでの次なるシーズンを精力的にスタートさせている。「長いオフが終わり、新シーズンをとても楽しみにしているよ。新たなコーチ陣は、前向きなエネルギーに満ちているからね。」
特集はまだ続く
明日は、この特集の次のパートをお届けする。ヴァルター・グフレーラーとブラム・ゲールスについて詳しく紹介しよう。新任のパフォーマンスマネージャーはクラブ内での横断的な役割をいかに充実させたいか、そしてアスレチックコーチのゲールスはヴァンサン・コンパニ監督とどのようなキッカケで知り合ったのか...。乞うご期待!
▼元記事
Serie: Michael Rechner | Trainerteam des FC Bayern im Porträt
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