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サネの語る「ばいやん初年度の総括、ナーゲルスマン新監督への期待、欧州選手権への意気込み」

—— 以下、翻訳 (インタビュー記事全文)

ドイツ『シュポルト1』のインタビューで、レロイ・サネがFCバイエルンでのデビューシーズンを総括し、欧州選手権の展望や、未来の監督であるユリアン・ナーゲルスマンについて語ってくれた。

この25歳の万能アタッカーは、謙虚な性格だ。家族思いの彼は、ピッチ上でスペクタクルを生み出すことしか考えていない。これまで彼は公式戦43試合に出場し、何度もそれを披露してきたが、それも波がある。

第34節のFCアウクスブルク戦で、サネは個人的にまだ満足いかないシーズンを締めくくることになる。1つのタイトルに加え、21得点に絡む大きな活躍を見せたが、サネ自身はさらなる高みを目指しているのだ!彼は欧州選手権で大きな計画を立てていることを明かしてくれた。


SPORT1:おめでとうございます。あなたは欧州選手権の召集メンバーとなりました。2018年は召集が見送られたものの、今やあなたは期待を背負う選手とみなされています。この大会でのあなたの役割は何ですか?

レロイ・サネ: ありがとう!ユーロ2016では非常に若い選手として出場時間は短く、2018年にはノミネートから外れたが、今回は代表に定着して初の大舞台となる。この責務をしっかりと果たしたいと思う。できるだけ多くの時間に出場し、ことチームとともに最大限の成功を収めたいと考えている。たとえグループリーグで僕が5ゴールを決めても、敗退してしまっては意味がない。最後は、僕たち全員が、チームとともにどれだけ成長できたのかで評価されることになるだろう。

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SPORT1:十字靭帯断裂という大怪我の後、欧州選手権のフォームまで戻るのに1年間の猶予があったことは、有利に働きましたか?

サネ:もちろんさ!十字靭帯損傷で長期離脱した後、2020年6月に開催されていたら、こうした大きな大会に相応しいフォームを取り戻せなかっただろうから、この大会が1年延期されたのは良かったよ。

SPORT1:手に汗握る欧州選手権で、ドイツ代表チームに期待することは?

サネ:個々の選手の実力で見れば、欧州にはまだ僕たちより強いチームはほとんどないと思っている。だが、それを再びピッチ上でチーム一丸となって示さなければならない。確かに、ここ数回の国際大会での結果は、満足のいくものではないこともあった。とはいえ、結局、トーナメントは常に一度きりのものだ。例えば2018年のワールドカップの前、予選では10戦全勝で、ドイツは優勝候補の筆頭だった。今や、僕たちはやや挑戦者の立場にあるが、それは利点にもなるはずだ。

SPORT1:フランス、ポルトガル、ハンガリー。こうした強豪揃いのグループでは、必ずしも勝てるとは限りません。

サネ:グループリーグで、欧州や世界のチャンピオンと対戦する。これほど難しいことはないね。このグループを制したチームこそ、そのままタイトルを狙うことができると確信しているよ。そのため、目の前のグループリーグの3試合に完全に集中して、準決勝や決勝のことまで考えないようにすることは、十分に難しいことだ。

SPORT1:そのほかにも、ドイツ代表のヨアヒム・レーヴ監督については ...

サネ:...大会を成功させて、彼にふさわしい餞(はなむけ)をプレゼントをしたいね。

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SPORT1:ハンジ・フリックが代表監督に就任することを期待していますか? 

サネ:ハンジはFCバイエルンで1年半の間に7つのタイトルを獲得したが、それが全てを物語っている。彼はここで素晴らしい仕事をしたことで、クラブを去るという彼の決断を尊重しなければならないね。ドイツ代表監督になるかどうか?僕たち選手は、メディアで言われているようなことしか知らない。彼はDFBにとって、非常に良いターゲットであることに間違いないだろう。 

SPORT1:ユリアン・ナーゲルスマンについては、これまでどのような話を聞いてきましたか?

サネ:僕自身がユリアン・ナーゲルスマンの下で指導を受けたことはないが、話を聞く限り、僕のよく知るポジティブにしか語れない人物、ペップ・グアルディオラとの類似点がたくさんあるようだ。来シーズンから彼と一緒に仕事ができることを楽しみにしているし、成功するはずと楽観的に見ているよ。この決定は、世間の人々からも非常に前向きに受け止められたね。 

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SPORT1:FCバイエルンでの初のブンデスリーガ制覇も前向きなことですね。より多くのタイトル獲得も可能だったのでは?

レロイ・サネ:チャンピオンズリーグ・ファーストレグのパリ・サンジェルマン戦だけを考えれば、確かにもっと獲得できていたかもしれない。キールで行われたDFBカップでの敗退も、PK戦での不運な結果だった。とはいえ、個人的にはドイツマイスターのタイトルを獲得できてとても嬉しいよ。僕のキャリアの中で、ドイツでのリーグ初優勝ということもあり、とても特別なことなんだ。また、今後のさらなる成功に向けての意欲も湧いてくるね。 

SPORT1:10ゴール、11アシスト。FCバイエルンでのデビューシーズンに満足していますか?

サネ:長期間、怪我をしていたのに加え、まったくの新しい環境で、コロナもあった。最初から最後まで、すべてが完璧にいくわけではないのは、最初からわかっていたことだ。僕の個人的なシーズンは、浮き沈みがあったと言えるね。ゴールやアシストの数は、まずまずだと思う。次のシーズンでは、もう少し安定した成績を残したい、それが僕の目標だ。

▼元記事
https://www.sport1.de/fussball/dfb-team/2021/05/dfb-team-leroy-sane-vom-fc-bayern-mit-em-ansage-haben-einiges-gerade-zu-biegen


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