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ヴォルフスブルク戦後、フリック監督が明かしたクラブ退団の意向 (記者会見の発言全文)

—— 以下、翻訳 (インタビュー内容書き起こし)

ディーター・ニックレス氏 (司会者):記者会見にようこそ。 皆さん、こんばんは!FCバイエルン・ミュンヘン対VfLヴォルフスブルク、トップマッチの試合後の記者会見です。いつものようにハンジ・フリックが来ています。そして、いつものようにリモートで記者会見を行います。

ニックレス氏:はい、まずはビルト紙のレナ・ヴルツェンベルガーさん、お願いします。

ヴルツェンベルガー記者 : フリックさん、こんにちは。現在、『スカイ』は、シーズン終了後にあなたがFCバイエルンを退団する可能性があると報じています。 その決断がどのようにしてなされたのか、また誰と話をしたのか、チームはそれをどのように受け止めたのか、教えてください。

フリック監督:いや、私はただ意向を伝えただけだ。契約があることもわかっている。そして、この重要な勝利の後、今日の試合の後で、すべてを私自身の口からチームに直接伝えておくことが重要だと思った。 というのも、さまざまな噂が飛び交っていたからね。しかし、私たちは今こうして、約1年半にわたって一緒に仕事をしてきたが、本当にうまくいっている。チームにもそのように伝えているよ。それ以外に、クラブやチームの反応や、その経緯などについて、もちろん皆さんが気になっているというのは、私も重々承知だ。しかし、これらのことは、私は今のところ内部にとどめておきたい。なぜなら、私にとっても非常に重要なことだからだ。クラブに私の意向を伝えた後、もちろん選手たちにもそのことは知らせている。

ヴルツェンベルガー記者 : クラブがどのように反応したのか、簡単に教えていただけますか?

フリック監督:それについては、さっき述べた通りだ。 クラブ内部の話であり、今日、この記者会見の場で、それについて何かを言うつもりはない。

ニックレス氏:ありがとうございます。それでは、南ドイツ新聞のカセレスさん、どうぞ。

カセレス記者:フリックさん、少し、この数週間の動きを教えてください。つまり、どのタイミングで、この決心に至り、今シーズン末での契約解消をクラブに申し入れたのですか?

フリック監督:私は今日すべて話したが、私にとって、この決心は非常に難しいものだった。なぜなら、私には素晴らしいメンタリティとクオリティを持ったチームがいるからだ。そして、クラブには、子供の頃からファンだったゲルト・ミューラーやパウル・ブライトナー、カッレ・ルンメニゲなど、青春時代の憧れの存在がいたのだ。そんなチームを指揮する機会を与えていただき、そしてもちろんその後大成功を収めることができたというのは、本当に特別なことであったし、今でも特別なことだ。だからこそ、カッレにもオリバーにもヘルベルトにも、すべての役員やクラブに、永遠に感謝している。彼らは、私に自信を与えてくれた。私にバイエルン・ミュンヘンの監督が務まるのだという自信をね。それに関して、これ以上、今は何も言えない。これは、成長の過程で生まれてくるものだ。いろいろと思い悩んだよ。パリ戦の後というのは、クラブ側に私の意思を伝えるのに良いタイミングだったと思う。私自身にとって、最初から選手やスタッフにも伝える、ということが重要だった。というのも、この数週間や数か月は非常に激しいものだったし、今でもそうだが、目標を達成するために一緒に働いているのだからね。そして、火曜日の試合を終え、今日はピッチ上で素晴らしいメンタリティを発揮して、ここで勝ち点3を獲得した。それが私たちの目標だった。だからこそ、ここで改めて、そのクオリティーや、メンタリティ、闘志で、私を熱くしてくれるこのチームを称えたいと思う。

ニックレス氏:では、メルクーア紙のヨナス・アウスターマンさん、お願いします。

アウスターマン記者:こんにちは、フリックさん。あなたは勝ち点7ポイントのリードについて言及されましたが、残り試合で最大で勝ち点15ポイントの可能性がある今、このリードはどのような意味があると考えていますか。また、今日のマッチウィナーであるジャマル・ムシアラに対して、何か一言。

フリック監督:私はもちろん、彼の2点目、あのヘディングが嬉しかったね。今週、ヘルマン・ゲルランドと一緒に彼がヘディングの特訓をしていたのを見ていたので、それがこうして実を結んだことを非常に嬉しく思うよ。 しかし、それが最終的に、私たちチームの勝利にも繋がったのだ。したがって、まだまだ学ぶことがあるとはいえ、彼は順調な成長を見せていると、言わなければならないね。1対1での彼のドリブル突破は、狭いスペースでも相手ディフェンスをかわすことができる。勝ち点7ポイントの差に関して言えば、もちろん残り5試合であることを知っていると同時に、最終的には毎試合可能な限り勝利するのが必要であることも知っている。それこそが、我々の目標だ。昨年のこの時期に比べて、今季の我々は、勝ち点が1ポイント多いはずだ。そして、先日も述べたように、このユニフォームの胸に、ぜひ5つ目の星を獲得したいね。

ニックレス氏:では、ハンジさん、皆さん、ありがとうございました。 残念ながら、今日はこれにて終了とさせていただきます。 どうもありがとうございました。 セルヴス。ありがとう。

▼元記事
https://fcbayern.com/fcbayerntv/de/video/2021/04/die-pressekonferenz-mit-hansi-flick-nach-dem-spiel-in-wolfsburg


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