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レバンドフスキの語る「自身のメンタリティ、ナーゲルスマン新監督、フリック監督」

—— 以下、翻訳 (インタビュー記事全文)

ロベルト・レヴァンドフスキは、すでにブンデスリーガ通算得点数が歴代2位であり、ブンデスリーガ優勝9回、DFBカップ4回、UEFAチャンピオンズリーグ1回を獲得し、2020年のFIFA最優秀選手にも選ばれている。しかし、それでも夏に33歳を迎える前に、レヴァンドフスキはさらなる大記録に飢えている。

バイエルンのエースストライカーは、bundesliga.comとのインタビューで、自身がトップを維持し、ひとシーズンだけのヒットではないと証明するだけのメンタリティ、ユリアン・ナーゲルスマン新監督の下でプレーすることへの展望、そして、クラブ史上最も多くの栄光を掴んだ時代にハンジ・フリックと仕事を共にできた経験について語ってくれた。

bundesliga.com: あなたは50以上の個人タイトルを獲得してきましたが、それはあなた自身にとって、どのような意味がありますか?

ロベルト・レヴァンドフスキ:これは特別なことだよ。というのも、シーズン中や試合中は、個人タイトルや自分の成功について考えることはないからね。それも、これはチームスポーツだからだ。サッカーは一人では勝てないスポーツであり、優れたチーム、優れたチームメイトが必要だ。チームメイトは僕のためにも動いてくれる。だからこそ、僕はいつもチームメイトに感謝しているんだ。チームメイトは僕にボールを送り、僕にパスを出してくれる。僕個人の成功やトロフィーも、チームメイトたちのおかげさ。みんながいなければ、僕は何も勝ち取ることができないのだからね。最後は、このトロフィーを僕は家に置いているかもしれないが、それはチームメイトやスタッフのものだとわかっているので、試合中やシーズン中は何も考えることはない。確かに、僕はこのことをとても誇りに思うときもあるが、このトロフィーを見ると、いつもチームメイトの姿が浮かぶんだ。

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bundesliga.com: あなたはこの世界に長く身を置き、長い間成功を収めてきましたが、毎年成長しています。そのモチベーションはどこから来るのでしょうか?

レヴァンドフスキ:そうだね、僕にとってのモチベーションは、5分間だけ最高の選手になることではないんだ。トップに立つということは、トップであり続けるということだと思っている。準備はできているよ。何年も前から、1シーズンだけでなく、トップに立ち続けることを目指してきたんだ。1年で何かを起こすということではなく、どれだけ多くのタイトルを獲得したとしても、さらに多くのタイトルを獲得することができることを示したい。これは僕の野心だ。過去ではなく、考えるのは未来のことだ。何が起こせるか、さらに何ができるのか、もっとうまくできるにはどうしたらいいのか。今後も、学び続けたいと思っているよ。これは今でも僕の頭の中にあることだ。自分がなんでも知っていて、一番だとは思っていない。もっと良くなるためには、トレーニングや練習が必要だと思う。だからこそ、トップに立ちたいという野心があるのさ。僕はすでに32歳、今年で33歳になるけれど、僕にとって年齢は単なる数字に過ぎないね。

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bundesliga.com: 今のあなたの個人目標は何ですか?あなた自身、そして、バイエルン・ミュンヘンにとっての目標も...。

レヴァンドフスキ:バイエルン・ミュンヘンでプレーするのは、いつも同じことさ。毎年、ブンデスリーガやポカール、そしてチャンピオンズリーグでも、ベストを尽くさなければならない。僕は、トップに立ち、大きな期待を背負う選手でありたい。そして、バイエルン・ミュンヘンでプレーする誰もが、単に優れているだけでは不十分で、非常に優れていなければならないのだと、理解していると思うよ。

bundesliga.com: あなたの未来の監督、ユリアン・ナーゲルスマンは、あなたをさらに成長させることはほとんど不可能だと述べていました。あなた自身もそう思いますか?それとも、まだ成長の余地はあるのでしょうか?

レヴァンドフスキ:そうは言っても、何かしら学ぼうとしているよ。自分が何歳か、どれだけ上手いかは関係ない。それよりも大切なのは、たとえパフォーマンスが高いレベルにあったとしても、自分がどれだけ成長したいと考えているのかだ。トレーニングでやることは何であれ、もっと重要で、練習が必要だ。右足が優れていても、練習しなければ衰える。逆に練習すれば、高いレベル、もしくはそれ以上のレベルを維持することができるんだ。だからこそ、僕は練習の大切さを知っているし、望んでいるよ。左足でプレーができるかもしれないし、左でもっと得点を決める必要があるかもしれない。僕は常に新たな可能性を見せていきたいね。

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bundesliga.com: あなたにとって、ハンジ・フリック監督とはどういった存在ですか?選手として、人として、それぞれ教えてください。

レヴァンドフスキ:ハンジ・フリック監督は、常にフェアで、正直でありたいと考えている人物だ。それは、選手として感じるね。選手に対しても常に正直でフェアな男だよ。監督として数多くのタイトルを獲得しているということは、彼が偉大な監督であることの証明だよ。トレーニング中やピッチの上だけでなく、ピッチの外でも、選手が時に必要とするもの、つまり選手がどんな問題を抱えているのか、また、ピッチ上で最高のパフォーマンスを発揮するには何が必要なのかを、彼は的確に把握しているんだ。監督としても非常にインテリジェントな人物で、サッカー選手も人間であることを理解している。彼は、僕ら選手のベストパフォーマンスをピッチで発揮するにはどうすべきかを知っているのさ。

▼元記事
https://www.bundesliga.com/en/bundesliga/news/robert-lewandowski-interview-mentality-bayern-munich-nagelsmann-flick-15850


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