一人双六六つ先まで

一人双六六つ先まで
全てが一回休みのような
泡を吹き
泡を食い
さらさら溶岩が
たどり着いた先っぽの
海に触れたら
じゅっと音立て固まって終う
終うって
こんな漢字だったっけ
とか
などと
横道に逸れ
時間ばかり掛かり
というか食い
というか悔い
只立ち尽くす



ハナウタナベさんによる朗読花歌


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?