成長したければ真似てみれば?

支援をさせて頂いている企業様の内定式で
内定者の方からこんな質問をされました。

「自分のやり方で結果を出したい、その為に色々とできるようになりたいんですが、どうすればいいでしょうか?」

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皆様であれば何と答えるでしょうか。
色々な答えがありその解釈も様々ですが、わたしは
「徹底的に真似をすること」だと答えました。

「まなぶ」は、「まねる」と同語源であり、「まねぶ」とも言われていたようです。そのことからもわかるように、自分が真似したいと思う人のやり方を「まねぶ」ことから始めるのは、学びの基本だと思いますので、
その様に答えました。

もし、手本となる人が近くにいるのであればラッキーで、そうではなくとも
本や動画、セミナーや勉強会、会食等いくらでも機会はあります。
まずはTTP(徹底的にパクる)を実行して頂ければと思います。

しかし、いつまでも真似ていては自分らしさを発揮することはできませんので真似た上で、自分で考えることで、そこから出る事になります。

どのくらいまねぶのが良いのか?

師匠の教えに従って修業・鍛錬を積みその型を身につけた者は、師匠の型はもちろん他流派の型なども含めそれらと自分とを照らし合わせて研究することにより、自分に合ったより良いと思われる型を模索し試すことで既存の型を「破る」ことができるようになる。さらに鍛錬・修業を重ね、かつて教わった師匠の型と自分自身で見出した型の双方に精通しその上に立脚した個人は、自分自身とその技についてよく理解しているため既存の型に囚われることなく、言わば型から「離れ」て自在となることができる。このようにして新たな流派が生まれるのである。
出典:wikipedia 守破離

武道には上記の様に守破離という考え方があり、自分らしくやるためには基本の通りできるようにならなければならないとあり、ビジネスでも同様に考える事ができる部分がありそうです。

しかし、どのくらいやればいいかに言及しているものは、マルコム・グラッドウェルが「Outliers」の中で述べている1万時間の法則くらいのもので、
明確なものはありません(質も得手不得手もあると思いますので)。

従って、まずはご自身が納得するまで真似てみることで、
新たな課題や考えが出てくるのではないでしょうか。

内定者の皆様、あーだこーだ理屈を言う前にまず真似てみる、やってみる事を大切にしてください。

株式会社コンセプトゲート
キャリアコンサルタント/産業カウンセラー
加藤 隆秀
https://concept-gate.jp/

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