ストーンマーケット

【イケてる企業のC.I.(コーポレートアイデンティティ)を切る!】◆第13回:株式会社 ストーンマーケット

福岡に、日本で「天然石アクセサリー」のジャンルを築いた会社があります。

第13回は、ド派手なセレブ生活で知られた中村社長自らが広告塔になり「パワーストーンで世界をひとつに。」というブランドコンセプトを掲げ、天然石アクセサリー分野を切り開いた「株式会社 ストーンマーケット」です。

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ストーンマーケットは、会社設立1980年 店舗数111店舗 年商130億円を上げる福岡に本社を置く「天然石アクセサリー販売」で急成長した会社です。

では、ストーンマーケット「イケてるC.I.」の一部を紹介します。
【ブランドコンセプト】
「パワーストーンで世界をひとつに。」

【経営理念】
大地のスピリットが宿るパワーストーンは、ひと粒として同じものがない"地球のカケラ"です。
だからこそ、同じく地球のカケラである私たちを魅了し、癒し、助け、導き、勇気づけてくれます。
人の願いと夢が込められた石は時にお守りとなり生きる支えとなりやがて人の手から手へと受け継がれ新しい絆を創りだしていく。
この"パワーストーンのリレー"を 日本中に、そして、世界へとつなぐのが、私たちに与えられたミッションです。
パワーストーンが秘めたエネルギーは、人と人とをひとつにします。
そうして心と心を紡いでいけば、いつの日かきっと世界はひとつになる。
そんな輝かしい未来に向かって、私たちは一歩ずつ前進していきます。
パワーストーンで世界をひとつに。
World united with the stones.
ストーンマーケット


【成長の理由分析と今後の展開】
まず、C.I.については、「凄い!」の一言です。
中村社長の想いとカリスマ性、全体の整理、理論武装、言葉のキレイさ、どれを取っても素晴らしいです。
中小企業で、ここまで完成度の高い企業は、中々無いと思います。

では、急成長の理由を分析します。陰陽ありますが、大きく3点です。

■1点目は…
日本(アジア含む)に於ける「天然石アクセサリー」の新たな市場を創出した点です。
*これまでは、高価な宝石を配したブランド品か、安価なイミテーションしかなかったアクセサリーの分野に、斬新なデザインでミドルクラスのアクセサリー市場を創り上げた点です。

■2点目は…
中村社長自らが、広告塔になり、メディア露出した点です。
*人気の芸能人との派手な付き合いをアピールし、話題を創り芸能人の影響力で、若者の購買意欲を刺激した点です。
*この露出法については賛否両論ありましたが…

■3点目は…
アクセサリー=女性のもののイメージを払拭した点です。
*誕生石や御守り・お土産など、アクセサリー購買層でない男性を取り込んだ点です。


しかし…
近年は、この天然石アクセサリーの市場は成熟期に入り、ライバル社(めのや/島根県)の出現や、後発組の台頭で、事業の先駆者である「ストーンマーケット」も飲食事業からの撤退など、苦戦を強いられる厳しい時代になりました。
市場の成熟は、競合激化とコストアップを生み出しました。

そこで 今後は原点回帰として主力事業に力を集中し、正に今も行われている横展開や、他分野とのコラボレーションによる新たな市場を開拓する時期に入りました。

雑貨や家具・インテリア、観葉植物 また高級宝飾品とのコラボなど、これからの活動に期待しています。
また、C.I.については、次の事業戦略が固まったタイミングで一部リニューアルもありかな程度だと思います。
福岡を代表する企業として頑張って頂きたいと思います。
*中村社長のメディア出演も、共感型演出であれば、ドンドン出られて復活をPRされるのもありかと思います。

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