クリスマスの思い出

夫との初クリスマスデートの時、恵比寿のクリスマスイルミネーションを眺めた。大学生活最後のクリスマス。バカラのシャンデリアにやたらと感動したことを覚えている。

なーんて書くと夫が連れて行ってくれたみたいだけど、クリスマスのデートコースは私チョイスだった。クリスマスに限らず、イベントごとや旅行などの計画は付き合い始めた頃から私担当だったな〜しみじみ◎(これは今も変わらない)

この時は音楽好きな夫が楽しめるよう目黒にあるジャズバーでブラザートムさんの演奏に耳を傾けて、そこから恵比寿のイルミネーションという大学生にしてはちょっと背伸びしたデートコースだった。

今年もまたクリスマスシーズンの恵比寿でイルミネーションを眺めて、夫のバンドサークルの後輩でプロピアニストである園田涼くんのコンサートに耳を傾けた。あの頃、背伸びした大人の街、恵比寿。やっぱり今訪れてもちょっと大人になった気分になる。

そういえば、夫に片想いしていた頃、「彼の好きなタイプは音楽な趣味が合う子らしいよ！」と共通の友人に聞いて、凹んだんだよなぁ。バンドサークルでガチでギター弾きまくってる彼と音楽の趣味を合わすなんて、どうしたら良いのだろう…と思ったのだ。だって、私音痴だし、音楽も聴くのは好きだけど人や歌の名前とか歴史とか覚えられないんだもん…。

でも、夫は音楽を奏でる人だから、特にミュージシャンに詳しいわけでもなかったのだ。そういえば、付き合うきっかけになったデートで見たミュージシャンにまつわる映画も私が誘ったし、初クリスマスデートのジャズバーも私が選んだのだよな。どうやら心地よいと感じる音や空間は一緒だったらしい。

そして、今度は娘と共に様々な音に耳を傾ける。年末になると生演奏を心が求めるのは、クリスマスデートの思い出があるからというのも理由の１つかも知れないなぁ。