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お求めやすい鉛筆補助軸のお話

 閲覧いただきありがとうございます、トウソクジンと申します。noteの執筆はこれが初めてのため、もしお目汚ししてしまいましたらお近くの眼科に行かれることをおすすめいたします。
 今回は安価かつ入手性の高い鉛筆補助軸のうち、私が試した3点についてお話しいたします。結論から言えば「迷ったらクツワさんの『ワンプッシュ鉛筆ホルダー』を買え!」となるのですが、ぜひ最後まで目を通していただければ幸いです。


○鉛筆と補助軸との相性について

 紹介へ移る前に、鉛筆と補助軸には相性があるということを知っていただきたく存じます。
 今回は三菱、トンボ等メジャーな国産鉛筆に採用されている、六角形で軸径約7.7mmの規格のものを挟むことを想定しています。これらは国内向けの補助軸にはとても相性が良いと感じた鉛筆です。というよりも、この規格を挟めるように設計されているのでしょうね。

鉛筆の軸径の測り方・求め方
円形ならその直径を計測し、
多角形なら外接円の直径を算出します。
三菱鉛筆9800HB(上)とトンボ鉛筆8900HB(下)
どちらも軸径は約7.7mmです。
ノギスの読み方が分からなかったら調べてみてね!

 上記のものより軸径が細い鉛筆も存在します。手持ちから例を挙げるとCASTELL9000 2Bは約7.4mm、Mars Lumograph 2Bは約7.3mm(硬度表示の部分だけ太め)です。細軸のものはそのまま挟むとガタつきが出てしまうことがあるため、名前シールを巻きつけるなどして対応します。ちなみに7.7mmより太い鉛筆はそもそも入らないことが多いですから、専用の補助軸があればそちらを買いましょう。また六角形ではない形状の鉛筆もありますが、これらが補助軸に入れられるかは適宜確認しないといけません……。相性が悪そうな鉛筆は使用を避けるのが無難です。

軸径7.3mmの鉛筆に名前シールを巻きつけた様子。これで多少安定性が増します。

○補助軸の紹介

 鉛筆だけでかなりの文章量になってしまいました。鉛筆の軸径と、補助軸との相性の話はとっても重要なので許してください。
 前座が長い?まだ文句が出てくるようであれば、一度深呼吸されることをおすすめいたします。ハイ吸ってー、吐いてー。……ちゃんと深呼吸しましたか?それではお待たせしました、真打ちの補助軸紹介です。

この3つだよ

①クツワ ワンプッシュ鉛筆ホルダー

型番:RH015BL(ブルー)、アルミ製
扱いやすさはトップクラスだと思います。

 今回の3本の中では最推しの補助軸です。定価は450円+税。文房具屋さんなら置いてあるところも多いはずです。
 特徴は6又の爪によるホールド力と、後ろのノック部をワンプッシュすることで鉛筆を出し入れできる扱いやすさです。消しゴムもついており、ノック部のキャップに保護されています。
 個人的には特に不満はないのですが、あえて欠点を上げるとすれば持つ部分がグリップしにくいことくらいでしょうか。手汗が多いと滑りやすいかもしれません。

②クツワ 補助軸(シルバー2本入り)

型番:RH017、アルミ製
とにかく安い。品質も悪くない。

 シルバーは2本入りで定価300円+税とリーズナブル。文房具屋以外でも見かけたことがあります。とりあえず安く手に入れたいという方にはこちらの商品がおすすめ。
 絞りを回して鉛筆を固定する、スタンダードな方式の補助軸です。持ち手のギザギザの高さがほどよく、ある程度のグリップのしやすさと長時間の筆記を両立しています。このギザギザ(ローレット加工)が嫌いな方には向きません。

③TOHKIN(東京金属工業) ハイカラ鉛筆ホルダー(メタリックブルー)

型番:HE-MB(メタリックブルー)、真鍮製
クリップがついていることが大きな特徴。

 こちらはAmazonにて400円程度で購入しました。画像中の価格は執筆時での参考額です。ネット販売が主なのかな?他にもカラー展開はあるのですがシルバーは材質が違うようです。他の補助軸と一線を画しているのはクリップの存在です。ついでに消しゴムもついていますね。
 補助軸としての性能はそこそこ。鉛筆を挟んだときの安定感が他に劣る気がします。②と同じく、絞りを回して鉛筆をホールドする方式です。ローレット加工はありません。
 クリップの力はとても強いというわけではないため、過信をしすぎないように注意しましょう。

消しゴムを外すと後部を解放できる構造の特性を生かして、短くない鉛筆を持ちやすくすることも。ちなみにこの写真の鉛筆は円形、軸径約7.6mmです。

○まとめ・おわりに

 要点を4つに絞ってまとめとさせていただきます。

・鉛筆の軸径や形状、補助軸との相性に注意!
・使いやすさならワンプッシュ!(最推し)
・安さをとるなら補助軸シルバー!
・クリップはハイカラ鉛筆ホルダー!
以上です。

 つたない文章にお付き合いいただき、誠にありがとうございました。極々低頻度で更新していくつもりですので、これからも応援のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
 読みにくかった?もっとはやく更新しろ?その不満は山に行き、やまびことして放出してください。
……まだもう少し続きます。ご興味があればぜひお付き合いください。

○訊かれる前にQ&Aのコーナー

 この記事を見てくださった方から受けそうな質問やツッコミにあらかじめ答えておくおまけコーナーです。

Q1. 文章が長いよ!

A.すみません、文章を簡潔にまとめることは苦手なのです。精進して参ります。

Q2. 100円ショップの補助軸はどうですか?

A. 私が知る限りラインナップは2種類存在するのですが、片方は7.7mmの鉛筆ですらがたついてしまうポンコツでした。たまたま悪い個体を引いてしまっただけの可能性もあるのですが、わざわざ検証のためにまた買うのも嫌だったため取り上げませんでした。

Q3. 「五十音・ミミック®」はどうですか?

A.もちろんとても良い補助軸ですが、これだけで1つ記事を書けてしまいます。それに今回は「お求めやすい」商品にクローズアップして書いているため、1000円を超える価格のものは端から除外しています。

Q4. おすすめの鉛筆を教えてください

A. 無理です。今は小中学生のころの私が残した三菱9800 2Bとuni 6Bを主に使っていて、他の鉛筆にはあまり手を出せていない状況のため語ることができません。ただし、三菱鉛筆がいい商品であることは間違いないと思います。使うにあたりストレスはありません。スタンダードな鉛筆にはスタンダードたる所以があるということです。

Q5. 補助軸はどれくらい持っていますか?

A. 執筆時でこれくらいです。(ただの自慢)

 そして9月26日の修正時でこのくらいです。(ただの自慢)

Q6. なんでそんなに持っているんですか?

A. あなたが製図用シャープペンシルとか万年筆とかたくさん持ってるのと大して変わらんぞ!!!……すみません、取り乱しました。

○本当のおわり

 こんなところまで見ていただきありがとうございます。Q&Aの後半は茶番でしたね。それではよき鉛筆ライフを!────────────────────
2023/8/9
 ・投稿
2023/8/10
 ・ハイカラ鉛筆ホルダーの項目を加筆修正
2023/9/26
 ・鉛筆の軸径の測り方を修正
 ・ハイカラ鉛筆ホルダーの項目を加筆修正
 ・その他細かなブラッシュアップ


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