知らないと怖い後見制度20181111
知らないと怖い後見制度
相続問題、施設入所の問題、事業承継の問題、
様々な立場、事情の中で非常に大きな壁になるものとして後見制度があります。
私自身、長いもので9年ほど後見をしている事案があります。
たまに、後見制度を使わないとどうにもならないような事案に遭遇します。
ただ、それをするとのちのち後悔してしまうことが多々出てきてしまいます。
どういうことかと言いますと、財産を「本人のため」にしか使えなくなります。
これがかなりの曲者です。
今までやっていた支払い関係が全くできなくなったり、予定していた買い物が買えなくなったり、様々な日常的だったことについてもできないことが増えます。
また、積極的に財産を守る、改良を加えて利回りをあげるようなこともできなくなります。
これを理解している方はあまりいないようで、安易に後見制度を使って、後悔してしまう例も散見します。
使い方を誤って、なぜか生活保護を受けることになってしまった方も見ています。
後見の制度を使わなければそんなことはなかったのに・・・
相続でも、入所についてもあるいは事業承継の際にもよく検討することをお勧めします。
こんな時に信託やファミリーオフィスはいいんでしょうね。
CCMOコンサルティング
徳川綜合法務事務所
ISKMA LLC
石川裕也
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?