消費税導入時の思い出 その3

消費税導入の1989年、私は台東区の会計事務所に勤務して、小売店や飲食店、雑貨卸問屋さんなど15件の得意先を担当していました。

アプリなどはもちろん、クラウドやらインターネットさえ今のように普及していません。会計事務所には専用のソフトが導入されていましたが、得意先の伝票など帳票類を預かりに歩くのも日課でした。
預かった支払い伝票や請求書の金額を電卓を使って検算。得意先が作った出納帳と付け合わせて、パソコンの会計ソフトに入力していました。

ところが「消費税3%」のおかげで端数が合わないことがかなり増えて、苦労したのを覚えています。

その8年後のことですが、消費税増税、5%になった1997年4月のことも忘れられません。締日の関係で3%と5%の伝票が混在していたので、検算も納税手続きも余計手間がかかりました。