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コミュニティの活性化を考える

こんにちは、コミュカル Mitzです。
コミュニティの活性化、これはほぼすべてのコミュニティ運営者・コミュマネが求めていること。
「ウチのコミュニティが活性化しない…」
「どうすれば投稿が増えますか?」
「どうすれば参加者が増えますか?」
こういったお悩みの声がしょっちゅう届きます。

2024年6月17日開催のコミュワンのイベントでもテーマになっているので、簡単に「コミュニティの活性化」についてお話してみようと思います。

※補足|コミュカルでは常時20以上の企業からコミュニティ企画推進の仕事を受けており、趣味系からビジネス系まで様々なコミュニティの推進に関わっています。また、年間100回以上イベントを実施しています。今回お話するのはそんな知見をベースにしたお話です。

活性化を目的にしない!

活性化施策は、コミュニティメンバーの自発的な参加を促し、エンゲージメントを深めることで、コミュニティ全体の目的を推進するための燃料となります。
ですが、残念ながらコミュニティ運営者はしばしば足元の数値だけを見てしまい、コミュニティの本質的な価値や持続可能な成長を見失うことがあります。
活性化を考え、そのための施策を打ち推進する際には、それがコミュニティの目指すべき具体的な目的や目標にどのように貢献するかを常に念頭に置くことが重要です。
例えば、スキルアップ、教育の向上、サポートの強化、情報の浸透、品質向上・改善など、明確な目標を設定し、活性化施策がその目標達成にどのように寄与するかを評価する必要があります。
結果的に活性化施策が成功したかどうかを評価する際、その施策がコミュニティの核心的な価値と目標にどれだけ沿っているかによって大きく左右されるのを常に意識しましょう。

結局のところ、コミュニティ活性化の真の成功は、表面的な参加者数の増加や活動の活発化だけでなく、メンバーが自身の目標に対してどれだけ価値を感じ、実現に向けて積極的に貢献しているかにあります。したがって、活性化は目的を達成するための施策・手段として位置づけ、その効果を定期的に評価し、必要に応じて調整を行うことがコミュニティ管理の鍵となります。

活性化の形と評価基準の例

前述の通り、大前提としてコミュニティの目的・目標に繋がっていることが重要となるため、目的・目標を示さずに具体的な施策お伝えすることは難しいのですが、ここではいくつかの例を紹介します。

以下、一覧形式にしましたのでぜひご覧ください。

ここで重要なポイントは、コミュニティの目的・目標だけでなく、コミュニティの種類によって活性化の形は異なるということです。

活性化で意識すべき点・注意すべき点

補足として、意識すべき点と注意すべき点も簡単に紹介します。

活性化で意識すべき点

  1. 参加者のニーズの理解:コミュニティメンバーのニーズや期待を常に調査・ヒアリング等で理解・把握し、それに応じた施策を立てることが成功の基盤となります。

  2. 持続可能な活動の計画:一過性・一時的な施策ではなく、そのコミュニティの期間や局面に応じた、メンバーの長期的な参加・関与を促す持続可能な施策を設計すること。

  3. 透明性の確保:活動の目的、計画、そして成果を可視化しコミュニティメンバーと共有することで、信頼と協力の促進を図るのも重要です。

気を付けるべき点

  1. 過度な商業化:運営企業側の事業に繋げることはコミュニティとして最重要ですが、活性化施策の本質を損なわないよう、商業的な利益を追求することとコミュニティの価値(参加者の感じる価値)とのバランスを見極めること。

  2. 排他性の回避:漠然とメンバーを活性化するのではなく、特に意識して新規メンバーや少数派の声も積極的に取り入れることもポイント。コミュニティ内での内輪感や排他的な雰囲気・環境を避けることは重要。

  3. 過大な期待の設定:現実的で達成可能な目標を設定する。過度な演出や施策は、実現できない際・継続できなかった際に参加者の失望や離反に繋がるってしまう。

いかがでしたでしょうか?
今回はパパっと簡単に紹介してみました。気になる点がありましたらいつでもご質問・ご連絡ください。

最後に

コミュカルはテクノロジー×コミュニティ×メディアのプロフェッショナル企業として活動しています。わたくし Mitz 自身もコミュニティのプロフェッショナルとして様々なコミュニティ運営者からの相談に1on1で答えています。お悩みや相談のある方、ご興味ある方はお気軽にご連絡ください。

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