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自分の未来予想

就活は社会情勢にとても影響を受けます。
毎日ごく自然に隣で仕事をしている同僚や先輩も、それぞれの時代の社会情勢の中で翻弄されつつ就活をして今の会社にたどり着いています。
一言で”就活をして入社した”と言っても、それぞれどんな時代背景の中で、この会社に巡り会い、入社することになったかと聞けば、一人ひとりオリジナルのストーリーを聞くことができるでしょう。
そんなそれぞれの異なる経緯が交わって今、そんな仲間たちと隣同士肩を並べて働いていると思うと、本当にご縁とは不思議なものです。

日本独自の”新卒一括採用”は世界では馴染みのない形。
様々な意見もある中で今就活のあり方も社会の変化に合わせて少しずつ変化してきています。
これからの学生が社会人になる経緯もどんどん変化していくのでしょうか。

今回のテーマは「自分の未来予想」です。
未来を予測できない今の世界で、どう自分の未来をイメージしますか。

例えば1つの会社に就職すると決めたら、自分は何年その会社に在籍すると思いますか。
こんな質問も数十年前にはされることもない質問だったんじゃないでしょうか。

できるだけ定年まで同じ会社に勤めたいと考える人もいれば、自分の人生プランの中に”転職”も含めて考えている人もいるかもしれません。
長く働くつもりはなかったのに、気づけば長く勤めている人もいるかもしれません。


人生で転職は何回する?

最近では、学校を卒業して初めて入社した会社を3年以内に辞める人が3割程度いるそうです。
そして今の社会人は定年を迎えるまでに平均約3回程度の転職を経験するとも言われています。
一方で、既に定年を迎えセカンドライフに身を置く60代~70代の50%以上は一度も転職をせずに現役を引退されているというデータもあります。
こうした話題だけでも、世代間で”転職”の捉え方が大きく違うであろうことが想像できます。

転職は自分の意思によることもありますが、会社の事情や家庭の事情など、対外的な事情であることも多いでしょう。
人はそれぞれの状況に合わせて道を選択をしていく他ありません。
悩むことも沢山あるけれど、その状況が周りのせいだとか言っても意味がないので、自分の責任において選択していくしかないということです。
それは厳しいようで自分にとって一番良いことになるはずです。
自分の選択だと思えば、それがどんな結果を招いたとしても誰かのせいにするよりずっと納得ができるからです。

自分の未来の選択方法

とはいえ、未来が予想できないと言われるこの社会で、自分の未来をどう選択していけば良いのでしょうか。
考えても仕方ないと何も考えないというのも不安です。

なかなか自分の将来をイメージするのは難しいかもしれませんが、なんとなく30歳くらいまでにしたいこと、40歳くらいまでにどうなっていたいなど、自分の設定しやすい未来をイメージしてみることはどうでしょう。

大きな目標を掲げる必要はありません。
具体的である必要もありません。
だって未来は不確実で不透明で予測できないのだから、ある程度曖昧さがあっていいでしょう。
むしろ不測の事態に柔軟に軌道修正ができる”ゆとり”があった方がいいとも言えるかもしれません。
少し未来の”〇〇才くらいの自分”を考えて、ざっくりとポジティブなイメージが持てますか。

10年後の自分、1年後の自分

将来の自分というと10年後、20年後をイメージしたくなるもののピンとこない人も割といるのではないでしょうか。
不確かな未来と言われたら、自分のことも想像ができなくなります。
曖昧で良いと言われたら漠然としすぎてしまいます。
そういう人は、少し短いスパンで考えるといいかもしれません。

では、5年後の自分はどうでしょう。
ピンとこなければ3年後の自分はどうでしょうか。
もっと近い1年後はどんな自分というものでも良いのです。
なんなら半年先でも構いません。

より近いスパンで考えるほど、今の自分に近い分具体的に細かいイメージに繋がりやすいのではないでしょうか。
未来が想像できなくても、明日の予定や来週の予定はあるでしょう。
半年後の自分はどこで何をしていると思いますか。

少し先の未来をイメージしてみる

自分が今学生だったら、数年後は社会人。
そうなると想像は難しくなりますよね。
既に社会人であれば、今とそう変わらないだろうと思う人もいるかもしれません。
学生の方が未来を考えるのが難しいのではと思いがちですが、むしろ社会人の方が注意が必要かもしれません。

変わらないことを希望して変わらないでいるのか、変わりたいのに変われないのかで未来は大きく変わってくるからです。
学生と社会人との大きな違いは、自分から動いていかなければならないということ。
仕事は受け身では成り立ちません。
現状維持も大変です。変わらないつもりが停滞どころか下降しているかもしれません。

いずれにせよ少し先の未来をポジティブにイメージするのがポイントです。
社会人であれば今の働き方の中で、少し先の未来の自分にどんな期待をするか。

今担当しているプロジェクトが前に進む。
自分の趣味の活動が広がる。

少し先の未来に変化するであろうことと、自分が働きかけて動くことを考えてみましょう。

学生の場合は未来に枠(制限)がない場合が多いので、もう少し自由に考えられるかもしれません。

実家を出て一人暮らしをしているかもしれない。
車通勤をしているかもしれない。

そんな想像はもしかしたら希望する生活スタイルがそこにあるかもしれません。
それを叶える就職先はどんな会社だろうか。
少しずつ自分の中でイメージが具体的になってくるかもしれません。

自分の希望を叶えていく

どうせなら身近なところから、自分の希望を少しずつ叶えていくのはどうでしょうか。
生活にあってほしいもの。
自分のそばに置いておきたいもの。
人との距離感、生活スタイル、働く時間や働き方等々…
色んな角度から自分の未来の生活を自分のありたいスタイルとしてイメージすれば、少しワクワクしてきませんか。

小さなことでも構わないので、今からちょっと先の自分に”期待すること”をイメージしてみるのが良いと思います。
些細なことなら今日にでも叶えられることが1つでもあるでしょう。
帰りにドーナツを買おうとか。
明日は気になっていた本を買いに行こうとか。
週末は映画を観に行こうとか。
来月にはずっと気になっていたオンラインセミナーに申し込んでみようとか。
少しずつ先の未来に自分の叶えたいことのステージがレベルアップしていき、気づけば自分の望んだ未来が今になっているかもしれません。

とりあえず今から始められることを書き出せたら、もう夢の実現の一歩が始まるかもしれません。






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