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自分にとって大事な軸

6月のテーマは「自分について」掘り下げていきたいと思います。
今、あなたは自分軸で生きることができているでしょうか。

最近になって「自分軸」という言葉をいろんな場所で耳にするようになりました。
とはいえ、なかなか自分軸で生きることは簡単なことではないように思います。
自分で判断していることも誰かの影響だったり、周りから言われたことで自分もそれが正しいと思い込んでしまっていただけだったりして「本当の自分の軸」を自分でもわからなくなっている人は多いでしょう。
さて、あなたが望むことは「本当にあなたの本心」なのでしょうか。

このコラムはキャリアコンサルタントのcomtakiより毎月1日に人のキャリアにまつわるテーマでお話していきます。
本コラムを読んだ方の心が少しでも軽くなっていただけたらと願っています。

”自分軸”を探る

皆さんは自分軸で生きていると思いますか。
そんな質問を投げている私でも自信を持って自分軸で生きているとは言い切れるものではないというのが正直なところ。
自分では自分軸だと思っていたことが子供の頃からの親の影響だったり近しい人の価値観を自分のものだと思い込んでいたりすることがあるからです。
親の期待に応えたいと思っている学生の就活の希望する企業なんかはそんなことが多くあります。

親の期待に応えたいという気持ちは自分の気持ちだと思うのですが、自分のその気持ちが自分軸なのかと言ったら、それはどうかわかりません。
なぜ自分は親の期待に応えたいと思うのでしょうか。

常識を疑ってみる

親の期待に応えたいと考えるのは当たり前だなんて言ったらそこで思考は停止してしまいます。
当たり前、常識、一般的に、という言葉は、根拠もないのに人を動かすパワーがあって、少し注意が必要だと私は思っています。
ここのところの社会の不安定さに多数の意見に従っていても安心ではないことは、みんなわかっているところではないでしょうか。
それなのにどこかで「安心感」を求めていて「みんなと一緒なら安心」のような錯覚をしてしまうところはまだまだ私の中にもある様に思います。

答えのありか

働き方も多様化してきて人生の中の仕事のウエイトも人によって大きく違います。
自分にとってベストな働き方はどんな形なのか。
自分にとって良い会社とはどんな会社なのか。
どれも誰かが答えをくれるものではありません。
あなた自身の中に問わなければならない答えだからです。

注意しなければいけないのは自分の気持ちに従うことが必ずしも自分軸というわけではないということです。
感情は一過性のものだったり、別の誰かに影響されていたりするとどこかで、考えが変わってしまうことがあるからです。
じゃあどうしたらいいのか、と言ったら答えはとてもシンプルです。
自分で決めることに責任を持つだけです。

軸を作るもの

自分の決めたことであってもいつかその気持ちは変わるかもしれない。
けれどそれも自分で決めたことだと腹を括っていれば、それまでの過程も納得のいくものになると思います。
何より「自分で決めた」という感覚が、後の自分にとって大事な軸になっていくのでその先にどんな選択をしようとブレずに済むからです。

何より大事なのは”決断をする自分を信じること”なのかもしれません。


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