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社長は「うちの会社には、パワハラなんて無い」と思っている・・・!?

こんにちは、コンプライアンス・オフィサーの越田です
中小企業に向け、社内のコンプライアンス体制構築のサポートをしています

今日は、社長と従業員のコンプライアンス意識の違いがテーマです


弊社ではパワハラ研修や
コンプライアンス関連セミナーの開催時には
アンケートを取らせてもらうことにしています。
 
無記名で社内・組織内でのハラスメント状況を問う内容です。
 
アンケートの1項目として
「Q:社内の職場環境について、思い当たることは?(複数回答可)」
の設問があり
 
この設問に対する10個の選択肢(解答)の一つに
「A.        経営トップや管理職は、自分の職場にはパワハラは存在しないと考えている」
があります。
 
管理職・一般従業員へのアンケートでは
ほとんどの会社でこの設問に対し、
「A」の答えが上位3位内に入ってきます
 

事前の経営者(経営陣)とのヒアリングでは
「当社にはパワハラは無いよ!」

と聞いていても
アンケートをとると この回答が上位に来て
驚かれることも少なくありません。
 

社長の眼からは社内にハラスメントは無いと思っていても、
従業員は違う思いを持っているものです
 


その後に従業員にヒアリングすると次のような声が聞こえてきます。
 
社長自らハラスメント行為をしている(本人が無自覚な場合が多い)。
特定の幹部社員がセクハラ・パワハラ行為を過去から継続的に行っている。
・ベテラン社員が自分の都合で部下・同僚を振り回している。
・ハラスメント行為を会社に訴えたいが、仕返しが怖くて実行できない。 
・言っても改善されない(されたことがない)ので諦めている  など
 
 
社員・従業員側から見るとハラスメント行為
が社内で目につくのに関わらず、
 
経営者(経営陣)がその事実を理解していない
ことが非常に多いです。
 
経営者が自社の状況を知らないまま
パワハラ研修を実施しても
従業員には響きませんし
ハラスメント当事者が行動を
改めることは、ほぼありません


当社のコンプライアンス体制構築サポートグでは
コンサル導入時より定期的な社員への
アンケートを組み入れていきます。

実際に会社で起きていることを把握せずに
単なるパワーハラスメント研修だけを行っても
パワハラ未然防止の効果は薄れてしまいますし
コンプライアンス意識は定着しません
 
会社の問題点を可視化して、
解決のための努力を会社全体でする事と
ハラスメントやコンプライアンスの教育を
同時に進めていくことが
健全なコンプライアンス経営の第一歩です。
 
 
初回のご相談は無料で承っております
お気軽にお問合せください。


読んでいただきありがとうございます。上場企業や大企業以外では定着していない「コンプライアンス」をわかりやすく伝えていきたいと思います。