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フォルケホイスコーレな生き方を哲学するラジオ

「"フォルケホイスコーレな生き方"を哲学するラジオ、やりたいね」

コトの経緯

きっかけは、2020年の年末に的場陽子さんからもらったメッセージから。

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的場陽子さんは、島根県海士町の公営塾スタッフとして働いたのち、29歳のときに半年間フォルケホイスコーレに通っていました。

かおるのベネッセ時代の先輩であり、わたしにとっては、的場さんが話していた教育系のイベントで、初めて「フォルケホイスコーレ」とはどんなものかを知ることになりました。
共通で語れることができたこともあり「やっぱり面白そうだから旅行先はデンマークにしようよ!フォルケも見に行こう!」と私とかおるの意見が一致したのです。

(↑記事とっても素敵なので必見です!)

4年前、私とかおるがデンマークから帰ってきて、熱が醒めやらないままフォルケホイスコーレに関するイベントをやったのも的場さんと一緒でしたし、そこからプログラムの相談をしてみたり、定期的に雑談をするような関係性でした。

なので、的場さんからメッセージをいただいた瞬間、すぐにお返事は決まっていました。

フォルケホイスコーレへ留学した人の経験談をたくさん聞いてきましたが、その時間が大好きで仕方がないんです。ラジオでできるなんて最高すぎる。

ちなみに、フォルケホイスコーレって?

デンマーク発祥の大人の学び舎フォルケホイスコーレは「人生の学校」と表現されます。17.5才以上であれば誰でも通えるので、高校卒業したての若者から、30代前後の私たち世代、シニアでセカンドキャリアを考えたい層まで、多様性に富む人たちがいます。そして全寮制なので、数週間から一年間の間、共に暮らし共に学びます。

科目は、歴史・アート・ジャーナリズム・福祉・サステナビリティ・マインドフルネスなど「仕事に直結するわけではないけど、本当は時間があったらやりたい」分野の学びが詰まっていることを感じました。

なにより、たっぷりの余白がある。科目の学びや人との出会いを触媒に、
余白の中でゆっくりと自分や社会を見つめ直します。

コンセプトもさることながら、私が特に驚いたのは、この大人の学び直しが175年前から続いていること、デンマークに70校あること、そして、国として資金面や制度面でバックアップがあること(フォルケホイスコーレ法があります)。

人生の中で立ち止まる時間が選択肢として多くの人に認識されていることと、デンマーク社会にとってなくてはならないものとして位置付けられていることに感動しました。寛容な社会ってこういうことかー!

フォルケホイスコーレな生き方を哲学したい

余白をとること、たちどまること、自己と他者の内側に目を向けること、じっくり対話をすること、共にあること。フォルケホイスコーレを経験してきた人たちのエピソードには、いまの時代に必要な、大事なことがものすごく詰まっているなあと思いながら聞いています。

ただ、それって一体なんなの?と聞かれると、まだごにょごにょします。
フォルケホイスコーレの価値って、なんなんだろう?

一方で、最近感じることは、フォルケに行ってるわけではないけど、フォルケ的な生き方をしている人たちはいるなあと。1年のうち1ヶ月は自主サバティカル休暇をとるようにしている人、田舎で余白を取りながら暮らしている人、自分の内側に目を向けてじっくりゆらぎながら人生を歩んでいる人。

「それって、めっちゃフォルケ的!」

これを合言葉に、フォルケホイスコーレに行った経験がある人、フォルケホイスコーレで働いている人、フォルケ的な生き方をしている人をゲストに招きながら、ラジオをやっていきたいと思います。

題して、フォルケホイスコーレな生き方を哲学するラジオ。

ラジオパーソナリティの紹介

ということで、整いました。こんな3人でゲストと一緒に対話するラジオをはじめます。

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ゆるく、長く、楽しく続けること、これがいちばんの目標です。

さて、名前だけ決まらない

問題がひとつ。概要は決まったけど、名前だけしっくりこない。
フォルケラジオ?は、ちょっと違う気がする。

「ま、名前が降ってきた時に決めようか」

それまでは、名前のまだないラジオって名乗ればいいか、と、冒頭のタイトルコールも、「なまえのまだないらじお〜」とゆるいノリで始まった収録第1回目。

ところが、収録してみると不思議なもので、第1回目の最後にラジオの名前が決まりました。その瞬間をこちらに。

さき)突然なんですが、デンマークのoplysningって言葉がとても好きで、デンマークでいう教育って意味なんです。oplysningの語源って「ひとそれぞれの中に灯りがあって、お互いに灯りを灯し合う」。その言葉が日常的に使われている社会って素敵だなと思った。灯りだから、ゆらいだり、強くなったり、グラデーションがあるからお互いを灯し続けるのっていいですよね。このラジオもそういう時間になれたらいいなって。
かおる)私もいまそう思った笑 いいよね。誰しもが光を持っているけど、たまにゆらぐ。灯す時間っていうのをフォルケは大事にしているんだよね。灯すのは自分じゃない。日本だと自分の長所を自分で見つける必要がある感じがするけれども、気付いたら誰かが、自分を灯してくれる存在がいること。あなたの中に光があるよと教えてくれることなんだろうね。
ようこ)私からもエピソードを一つ共有してもいい?フォルケ留学の終わりかけの時期、卒業後決まってなかったから焦っていたんだよね。
「卒業後なんにも決まってないんだよね」って言ったら、「えーわたしもだよー!」っていってくれた大切な女の子からの言葉なんだけど、
「ヨーコがヨーコのままいたら、未来は自然と向こうからくるから!」
確か、future will comeみたいなニュアンスだった。callingは自分から掴み取らないとと思いこんでいたんだけど、私が私でいたら、灯りって自然に灯るのかもしれない。あとは、その人らしい人がその場にいると、他の人の灯りもともるよね。
かおる)わたしたちもわたしたちで、いいこと言わなきゃって思うんじゃなくて、等身大で参加できたら。ゲストの方たちも等身大で参加してもらえたら嬉しいよね。

"oplysning radio〜フォルケホイスコーレな生き方を哲学するラジオ〜"

ラジオタイトルが決まりました。
どうぞ、よろしくお願いいたします!

↓全編はこちらから、ぜひお聴きください↓


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