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【レポート】school for life compath秋のショートコース2020《day1-2》

 皆さんはじめまして!若井麻友子と申します。
 9月19日〜25日に開催された秋のショートコース参加者で、Compath応援団の1人です。(今勝手に作ったので、団員募集します。笑)
 Compathの2人からオファーを頂き、この素敵すぎるショートコースを皆さんにお伝えする記事を書かせていただくことになりました。
 言葉では言い表せないくらい、本当に素敵で愛おしい1週間でした。私の目線で感じた事をお裾分け致します!

私とCompath

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 私とCompathの最初の繋がりは、中高生だった時。もう15年くらい前です。(驚き!)Compathの片方である安井と私は、中高の同級生で、特に高校1年生の時仲良くしていました。でも、卒業後はあまり連絡を取っていませんでした。(…だよね?安井さん。)
 数年ぶりの再会は、今から3年ほど前。安井が私たちの母校で行っていたキャリア教育プログラムに私も少し参加させてもらった事をきっかけに、また距離が縮まりました。
 久しぶりに会う安井は、笑ってしまうほど何も変わっていませんでした。話していくと、昔からあったニュートラルに本質を捉える力や、言葉選びのセンス、人の心にスッと入ってくる自然さに加えて、さらに熱い想いと実行力が増していて「このヒョロっとした人の中身、どうなっているんだろう…凄すぎる。」と益々尊敬の念が深まりました。

もっといろんな人と話したい

 私は2018〜2019年に、バックパッカーとして世界をフラフラと周りながら、様々な出会いを楽しんできました。旅の終盤「日本に帰ってからやりたいことはなんだろう?海外での生活にも興味が出てきたけど、もうお金も使っちゃったしな。ワーホリなら仕事ができるなぁ、でもなんだかしっくりこない」と考えていました。
 その時思い出したのが、出発前に安井が教えてくれたフォルケホイスコーレ。「まゆこ絶対好きだと思う。旅の中で北欧に行ったら、体験してみたら?」とお勧めしてくれました。貧乏旅だったので、物価の高い北欧へはまた改めてじっくりと生活を味わいに行こうと思い、いつの間にか頭の隅っこの方へ追いやられていました。
 長い旅の中で気付いたのは「私は多様な人との対話と、そこから得る気付きが好き」という事。もっともっといろんな人といろんな話がしたい!とウズウズしていた私は、フォルケホイスコーレという選択肢を思い出した瞬間「これだ!」と一気に胸が高鳴りました。

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 1年程で37カ国を回って2019年12月に帰国。約1年後の2021年1月頃デンマークへの出発を目標にワクワクしながら計画を立てていましたが、世界が一変。先の見通せない状況に「自分でどうにもできない物に縋って目標を設定するのはやめて、確実に自分の意思で決断できる道がいい。フォルケに行くのは数年先に延期しよう。」と決めました。
 じゃあその代わりに何をするの?と自問自答しながらの自粛期間を経て、このショートコース開催を知りました。これは!行かないという選択肢なんて無い!!

【0日目/顔合わせ】

 東川町に行く一週間ほど前に、オンラインでの顔合わせがありました。7日間の概要を聞きながら、どんな人たちと時間を共にするのか楽しみな気持ちを膨らませました。この時も3人ずつでの対話の時間があり、てるとまっきーさんと3人で「ゆっくり何もしないで過ごす時間」について少しだけ話しました。各グループで話した内容を全体にも共有し、その幅の広さ・深さにワクワクしました。早くみんなに直接会って、話してみたい!

【1日目/Tuning】 

Meishi みんな違って眩しかった

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9月19日(土)晴れ
〜東川町に到着〜
9:30-10:30 イントロダクション
10:30-12:30 キトウシの森でのワークショップ(MEISHI)
13:30-17:30 キトウシの森でのワークショップ(THEATER)
18:30 夕飯

 初日はキトウシの森で1日過ごしました。その中で私の印象に残っているのは、午前中に行ったMeishi作り。と言っても普通の名刺ではありません。森の中を自由に探検して、自分が見つけた物を使って、白いボードの上に自分を表現します。場所も自由。それぞれが好きな場所で好きな物を集めて、自分のMeishiを作りました。
 完成した後、一人ずつ発表して自己紹介していきます。本当に一人ひとりが素敵で、みんな違っていて、シンプルに「みんな素敵!」と感動しました。

 特に私の印象に残った物をいくつかご紹介します。

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《あやか》
白いボードをバキバキ折るなんて!ワイルド!!私にはそんな発想も勇気も無くて、驚かされました。この時はまだどんな人かわからなかったけど、その後の7日間でこのMeishiが良く本人を表していると理解できました。


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《なおちゃん》
真ん中にある大きな石が印象的。角度を変えて見ることで、姿が変化します。たしかに人はみんな様々な面を持っていて、それが見えたり見えなかったり。でも全部含めての、自分です。


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《よっしー》
まさかの土の中から登場!「今いる場所で、地に足をつけて生きていたい」という想いがストレートに伝わってきました。自分を探しにどこかへ行くのではなくて、もうここにいるというメッセージにハッとさせられました。

 ちなみに私の作ったMeishiは、白紙。一応いくつかのきのこや葉っぱを集めてはみたのですが、正直なところあまり興味無し。(とか言ってごめんなさい…笑)発表しながらポイポイと捨てたのですが、後々「あの時はびっくりした」と何人かに言われました。
 私が森の中を探検していて良いなと思ったのは、落ちている物を拾い集めるみんなの仕草やワクワクした表情、気持ちの良い風、揺れる葉っぱと射し込む光、どしんと構えた一本の木の幹の模様など、ボードの上には載せられないものばかりだという事に気付かされました。

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完成したMeishiを嬉しそうに運ぶ、可愛いまっきーさん。


【2日目/Discovery】

9月20日(日)晴れ時々雨
8:00-9:00 朝食・朝の会
9:30-13:00 ファーム・レラ(農家)の新田由憲さんとの対話
14:00-17:00 デザイン タンノ(木工作家)の丹野則雄さんとの対話
17:30-19:30 ご飯づくり・夕食
20:30-21:30 Music night!

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気持ちの良い2日目の朝。
この環境にルンルンのみっちーは、こうへいとねづけんの間でスキップしていました。


東川町の人たち

 2日目は東川町の人たちのお話を伺って、その哲学に触れていきました。
 自分の気持ちの向く方向へ、周りになんと言われても、楽しそうに進んでいく。そんなおふたりそれぞれの姿が何よりも印象的で、大きな勇気を頂きました。

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この日のちゃっきーさんのアグレッシブな姿、流石だった。

 お話を伺った後、20人近い大きなひとつの円になっての対話は、新鮮な経験でした。
 新田さんと丹野さんのそれぞれの人柄に、私たち一人ひとりの想いや経験が乗り、話は様々な視点でどんどん膨らみ、ポンポンと跳ねていきます。
 正直、私はその話についていくだけで精一杯。話している人の内容を理解して、そこに自分の経験を探して、重ねて、自分の今の気持ちや考えを見つけ出して、他者に伝えるための言葉にする。なんて難しくて、なんて面白いんだろう!
 全く違う人・全く違う経験をしてきているのに、自分と同じ問いを持っていると分かった瞬間は、なんとも言えない嬉しい気持ちになってしまいました。こんなふうに人と人が繋がる経験は、なかなか無いものかもしれません。でもあの時確かにあったし、違うからこそ共鳴した時の感動は大きくなるのかもしれません。

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MUSIC NIGHT

 夜は音楽堂に移動して、ドートレトミシーのおふたりによるMusic night!
素敵な歌声とピアノの音色に聞き入った後は、私たちも一緒に歌いました。
久しぶりにあんな大声で歌ったなぁ。
後半『翼をください』をみんなと歌いながら、「みんなと肩組んじゃおうかな〜円になりたいな〜」と思ったんですが、間隔を空けて座るようにしていたので辞めておきました。笑


 今思うとまだ2日目なのに、この日の晩からもう毎日の夜更かしが始まってしまいました…。私、夜更かしすると体調崩すのに。でもそれをわかっていても、今しかない大切にしたいなと思える時間がここから毎晩続きました。

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とっても素敵な小さな音楽堂。ここに住みたくなってしまいました。

(Day3へ続きます)



【NEWS】
11月に新しいプログラムを実施します!
東川町でリモートワークをしながらフォルケを体感する内容です。
説明会が来週10月14日にあるので、気になる方は是非ご参加ください!
https://peraichi.com/landing_pages/view/compathwinter2020
↓企画の背景と詳細はコチラ↓
https://note.com/compath/n/nde1e9f68de70

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