いち早く観光に注目した立教大学!六大学、MARCHの中で唯一の観光学部を紹介!
各国で外国渡航が解禁され、2023年の夏は街中に外国人観光客が戻ってきた。そんな中、再び注目されている観光業。特に円安の影響もあり、インバウンドは好景気。外貨獲得の主力産業としても期待されている観光業について、六大学・MARCHの中で唯一『観光』単体の学部を設けている立教大学。その立教大学の観光学部を紹介していく。
立教大学観光学部
観光学部 | 立教大学 (rikkyo.ac.jp)
立教大学観光学部はメインキャンパスを新座としている。池袋の喧騒的な環境より少しのんびりしたいという人にもおすすめの立地である。学科は2つあり、それは観光学科と交流文化学科である。文化に特化した学科があることからも、本学部が「ビジネス」だけでなく、「地域社会」と「文化振興」という3つの切り口から総合的な教育の実践がうかがえる。観光業、とくにホテル業や医療経営で最近耳にする「ホスピタリティ」を例に挙げてみる。ホスピタリティは目先の金銭的収益のみではなく、必ずしも金銭的行動に結びつかない行動から作用する市場循環の構造が確認されていることから近年ビジネスで注目されているワードである。このホスピタリティの近年の注目を考えると、先述の立教大学観光学部の総合的な教育方針はまさに高い視座で観光をとらえ、教育していることがうかがえる。
さらに教育での特色では、実際の観光会社やホテル会社による授業が開講されていたり、海外現地でのフィールドワークなど実践的な内容となっている。体系理論をインプットする座学だけではなく、現場の声や体験を通して学べる環境を学生に提供しており、実際に学生がツアーパッケージを商品化した実績もあるようだ。
学生時代に国際交流を積極的に行った経験がある人でも、社会人になるとなかなかその機会や関係、語学スキルを維持できず、経験を活かせなくなってしまうケースはある。しかし、立教大学の観光学部は、学生時代の国際的な取り組みを社会人になっても仕事に活かす術と機会を提供している点で、非常に興味深い学部である。
立教大学観光学部 大学院 観光学研究科 (rikkyo.ac.jp)