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おわりによせて①萌芽

いまにしておもえば。…なんて回顧には、"いま"に向き合うための準備…いや、儀式のような意味合いがある様に思う。少なくとも今の僕はそうだった。読んでくれて、ありがとう。

ついさっき、その儀式をしていた。いま、つまりはジブンと他人。その間にあるものたち。自意識に内在しているすべての現実を、その暗がりから一つずつ取り出して、眺めて。

かくごを決める。
重く冷たい鉛のような、それでいて溶けた鉄のような球体を腹に納めて。胸に秘めて、脳裏に宿して。

感情で、理性を制御する。 
それが覚悟なんだと僕は思う。
なんの?

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