コミュニティづくりの教科書3章
イベント当日に注意すること:
①心理的安全性を高める
コミュニティの中で参加者が人間関係のリスクを感じることなく自分の意見を言ったり行動ができること。心理的安全性が高いとフラットな人間関係が構築でき、参加者は配慮を持ちながら発言をすることができる。イベントで成功できればコミュニティでも積極的かつ自律的に行動することができる。心理的安全性を高めるためには初めに簡単なワークショップ(参加者同士で参加目的を共有するなど)を行う、質疑応答時間を設けるなど交流を持たせる。
②コミュニケションを大切にすること
主催者と参加者や登壇者と参加者はもちろんの事、主催者側は参加者同士でもコミュニケーションを促すためにコミュニケーションをとるように参加者に伝えたり取りやすいように工夫を行う。具体的には、懇親会を開催したり、休憩時間を長めにとって雑談を促したり、名札シールを配布付したり、パックマンルールを伝えて会話に参加しやすい環境を作るなど。
オンラインイベント
・オンラインイベントのタイプ
リアルイベント併用型(イベント会場での様子をリアルタイムで中継する。)・オンライン完結型
どちらもゴールはコミュニティ参加者との交流を深めコミュニティ活動に共感してくれる協力者を見つけること
リアルイベントが主催者の熱量をより参加者に伝えられることがメリットだが、オンラインイベントはより多くの参加者に参加してもらいやすいことと、拡散してもらいやすいことがメリットである。
・オンラインイベント開催の流れ
→形式と配信ツールを決定する
形式:ウェビナー形式・ライブストリーミング形式・アーカイブ配信形 式・オンラインミーティング形式
→内容を決める(コンテンツ・登壇者・構成要素など)
→イベント告知ページを作成して集客する
→参加者に視聴方法を連絡
→オンライン配信の環境テスト
→イベント本番
オンラインイベントはながら参加者が多く、リアル以上に面白さが大切。イベントに参加しているという実感を与えることが大切。
・オンラインならではの内容で決める点
1.登壇者の出演場所(同じ会場に集まるかオンライン上で集合するか)
2.参加形式(参加者は視聴するだけなのか相互交流できるのか)
3.進行スタイル
4.質疑応答の有無
5.懇親会の有無
・参加者を巻き込む工夫
①参加者の求めていることを事前に調べておく
申込時のアンケートで知りたいことや聞きたいことを記入してもらう。ニーズに合わせることで集中して聞いてもらえたり満足感を高めることができる。
②参加者の巻き込む方法を事前に考えておく
コメントを投稿してもらうようにするのか、Twitterで#をつけてつぶやいてもらうのか、など
質問に答えるのには、事前でアンケートをとったり、配信サービスのコメント欄を活用したり、質疑応答用のサービスを活用したりするなどが挙げられる。
・参加者が自分事として加わるコツ
1.リアクションをしやすいきっかけを作る(登壇者の登場シーンなど)
2.参加者の質問やコメントを拾う
3.参加者の活動を促す(自発的にイベントを盛り上げる)
参加者が個別のチャットルームで副音声のように会話を楽しむなど
4.人間味のあるトーク
登壇者の個性が引き出される進行をする
5.オンラインワークショップ
6.ゲーム性を持たせる
投票を行いトークテーマを決めるなど
7.集合写真
まとめ
反応が見づらいオンラインだからこそ、参加者にイベントの担い手でありコミュニティの一員であると感じてもらうことが大切。そして心理的安全性を高めることでコミュニケーションが活発になり、活動の熱量をあげることができる。